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魅惑の鉄道車両 ブログトップ
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魅惑の鉄道車両(第31回) [魅惑の鉄道車両]

私のことを魅了してやまない鉄道車両を紹介していきます。

第31回は、相模鉄道7000系です。

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7000系は1975年から1985年まで製造され、その後、前面デザインなどモデルチェンジされた新7000系が1986年から製造されまし た。

私はオリジナルの7000系の機能的で割り切った簡素な外観が好きです。簡素な外観に正面貫通扉などの赤のアクセントが効いていて、都会的でオシャレな感じを受けます。同世代の東急8500系とも通じるものを感じます。

メカニズムは相鉄伝統の特徴的な内容が満載です。独特の走行音の直角カルダン駆動、発電ブレーキなし、パイオニア台車を彷彿させるディスクブレー キ、パワーウィンドウなど、極めて個性的です。

新7000系は相鉄の新塗装に塗り替えられ今後も活躍するようですが、オリジナルの7000系は塗装変更の対象からは外れているので、早晩、姿を 消すことと思われます。

今の相鉄はJR東日本のE231系、E233系ほぼそのままの電車が幅を利かせていますが、いにしえの相鉄電車の姿を留めている7000系は、今や貴重な存在です。


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魅惑の鉄道車両(第30回) [魅惑の鉄道車両]

私のことを魅了してやまない鉄道車両を紹介していきます。

第30回は、あまりにも有名な、国鉄(JR東日本)EF63です。

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1997年9月30日、信越本線横川軽井沢間(碓氷線)廃線。
碓氷線廃線で、虚脱感を味わった鉄道ファンが多かったと思いますが、私の虚脱感も相当なものでした。

今でも、EF63重連のブロア音、発電ブレーキ音は忘れることができません。

その当時、私は鉄道に対する熱が冷めつつあったのですが、碓氷線で最後の活躍を繰り広げるEF62、EF63の撮影に行ったことが、鉄道に対する興味を取り戻し、再び、鉄道趣味に熱を上げるきっかけとなりました。その意味で、EF63は私にとっての恩人(?)かも知れません。

写真は、碓氷峠鉄道文化むらのEF63が高崎へ台検のため甲種輸送されるところを、横川駅で捉えたものです。

久しぶりにEF63が本線上で見られるチャンスに、仕事を休んでの撮影でした。東日本大震災の前日のことです。


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魅惑の鉄道車両(第29回) [魅惑の鉄道車両]

私のことを魅了してやまない鉄道車両を紹介していきます。

第29回は、JR東日本クモヤ743です。

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奥羽本線の標準軌区間(通称:山形線)を走行するために、クモヤ143から改造された標準軌、交流専用の牽引車です。

719系5000番台を牽引して、東北新幹線区間を走行できるように、20/25kVの複電圧仕様で、新幹線区間を走行できる保安設備を備えてい ます。

但し、実際に牽引車と使用されたことはなかったようで、もっぱら架線の霜取りや線路の落ち葉掃きに使用されたようです。

1形式1両で、ファンの興味を引く要素が満載の車両ですが、残念ながら2014年に廃車、現存しません。

写真は、どうしても、この車両を一目見てみたくて、2012年の鉄道の日に山形車両センターの公開に遠征した時のものです。結局、唯一の出会いとなりました。満足な写真が撮影できなかったことが、今、思うと残念です。


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魅惑の鉄道車両(第28回) [魅惑の鉄道車両]

私のことを魅了してやまない鉄道車両を紹介していきます。

第28回は京浜急行電鉄800形です。

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1978年に地上区間の普通列車用として登場しました。

前面のデザインは一新されてはいますが、いわゆる伝統のこだわりの京急スタイル、1つ目玉、片開き扉を継承した最後の車両となりました。

伝統のスタイルとは裏腹に、界磁チョッパ制御、電気指令ブレーキを京急車としては初めて採用、1台の制御装置で電動車3両の12個のモーターを制御する独特のメカニズムに特徴がありました。

登場当初は側面窓周辺が白く塗装されていて(2100形のイメージ)、白帯の旧600形、700形、旧1000形の中にあって、非常に斬新な印象があったのを憶えています。

2011年から廃車が始まり、6両固定編成のため使いづらい存在となっているようですが、1つ目玉、片開き扉の800形には、伝統の京急スタイルの生き証人として、末永く走り続けて欲しいと思います。


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魅惑の鉄道車両(第27回) [魅惑の鉄道車両]

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第27回は富山地方鉄道デキ12020です。

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1958年東芝製の30t電気機関車で、黒四発電所の資材輸送に使用する目的で製造されました。

東芝製の凸型電気機関車というと、戦時型凸型電気機関車が真っ先に思い浮かびますが、デキ12020は、それとは全く趣の異なるスリムで撫で肩の、やわらかな印象を与えるデザインとなっています。

何か欧州の入換用電気機関車を思わせるスタイルとお洒落なカラーリングは、日本の電気機関車では、他に類のない個性的なもので大変に魅力的です。

今はホキ牽引など、事業用として細々と動くのみですが、富山地方鉄道唯一の電気機関車として、末永く活躍してほしいと思います。


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魅惑の鉄道車両(第26回) [魅惑の鉄道車両]

私のことを魅了してやまない鉄道車両を紹介していきます。

第26回は西武鉄道2000系です。

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1977年に登場したこの2000系は、従来まで3ドア車がスタンダードだった西武鉄道の通勤車両の殻を破り、元63形だった初代401形を除いては、初の4ドア車両となりました。

2000系がデビューしたとき、あれだけ3ドアに固執していた西武が4ドア車を投入したことに、驚いたことを憶えています。
しかし、側面窓は、当時、私鉄で主流になりつつあったスマートな1段下降窓ではなく、下段上昇・上段下降の2段窓です。その、ちょっと垢抜けないところが、西武らしいと思わせる点でもありました。

メカニズム的にも、界磁チョッパ制御、電気指令ブレーキを採用するなど、、保守的だった西武としては画期的な車両でした。

登場当初は6両固定編成が、当時の701系冷房改造車の6両編成とともに、西武新宿、田無間の各駅停車に限定運用されていたのを思い出します。

その後、2000系は増備を重ね新宿線の顔になり、更に1988年から車体デザインを一新して増備された2000N系は池袋線にも進出して、文字通り西武を代表する電車となりました。

特に関東では、無塗装のステンレス車両が幅を利かせていますが、西武の黄色い電車は京急の赤い電車とともに、未だ大きな勢力を保っていて、両社のシンボリックな存在となっています。

初登場からは40年近くになりましたが、西武の伝統カラーを纏う2000系には、末永く走り続けて欲しいと思います。


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魅惑の鉄道車両(第25回) [魅惑の鉄道車両]

私のことを魅了してやまない鉄道車両を紹介していきます。

第25回はJR東日本のE501系です。

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常磐線は電気事業法に基づき、茨城県石岡市にある気象庁地磁気観測所の半径30km以内は直流電化できないと定められているため、東京近郊の取手、藤代間で交直を切り替えるという、他線区には見られない特殊事情があります。

そんな特殊事情から、純然たる通勤車両である209系の交直両用版とも言えるE501系は生まれました。
通勤車両の屋根上パンタ周辺に交流機器が乗った外観は、デビュー当時、意表を突かれた独特の存在感を感じたものです。

更に、E501系の独シーメンス製の制御装置(VVVF)は、起動時の変調音が音階を奏でる、いわゆるドレミファ・インバーターであることも魅力でした。残念ながら独シーメンス製VVVFは老朽化により、国産のものに換装されていて、今はドレミファ音は聞くことができなくなってい ます。

同じ独シーメンス製のドレミファ・インバーターを搭載していた、京急2100形の音階音と比較すると、E501系より2100形のほうが音階がより正確ではっきりしていた記憶があります(音鉄ではないので、音は記録していないです)。

E531系の投入で、WC設置改造を受けて常磐線ローカルと水戸線での活躍となっていますが、のどかな風景の中を純然たる通勤車両が走る姿は、なかなか味わい深いものがあります。


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魅惑の鉄道車両(第24回) [魅惑の鉄道車両]

私のことを魅了してやまない鉄道車両を紹介していきます。

第24回は近江鉄道220形です。

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レールバスの代替として単行運転用に自社工場で1991年から製造されました。

電動機、制御装置、台枠、車体鋼体の一部、台車を全て流用、再利用で賄ったこのオリジナル電車、16m級の小柄なレトロモダンなスタイルで、小形レイアウトで走らせる模型車両としては、うってつけの題材かもしれません。

メカニズム面でも、古典的な吊り掛け駆動に最先端の電気指令ブレーキという、他に例を見ない組み合わせが特徴的です。

残念ながら今年3月に定期運用が終了しました。今後は一部の車両が牽引車や除雪車の役割で事業用として残るようです。

最近の地方私鉄は、大手私鉄から譲渡された電車が活躍の主力となり、個性豊かな各社のオリジナル車両の活躍の見られなくなりつつあり、ファンにとっては、少々つまらないものとなっています。
たとえ事業用となっても、近江鉄道の自社製220形には末永く活躍してほしいと思います。


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魅惑の鉄道車両(第23回) [魅惑の鉄道車両]

私のことを魅了してやまない鉄道車両を紹介していきます。

第23回は西武鉄道E31です。

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正確には、現在も伊豆箱根鉄道のED32・33として健在の東芝戦時型凸型電気機関車が西武時代にE31(初代)を名乗っていたので、E31(2代)となります。

全部でたった4両の機関車ですが、おそらく、私が国鉄ED75に次いで数多くの写真を撮影した鉄道車両になると思います。

国鉄80系全金属車の電動車の台車DT20Aを流用して、コンパクトにまとまった外観は、手の込んだ塗装を纏い、とてもチャーミングです。

西武での活躍の晩年、甲種輸送の受け渡しで所沢駅の側線に停車しているときなど、数多くの鉄に混じって、女子高生が「キャー、カワユイィィィー」と言って群がって携帯で写真撮影に加わり、ホーム上、大変な賑わいとなったことがありました。

そんな、大好きなE31ですが、2010年3月末で全車廃車、引退となりました。引退直前の3月28日に横瀬で開かれたさよならイベントは、ファンサービス満点の盛り沢山な内容で、とても思い出深いものとなりました。

西武での用途廃止後に3両が大井川鐵道に譲渡されましたが、未だに運用開始に向けた整備はなされていません。
E31が再び大井川鐵道で走る姿は見てみたいですが、E31が走り出すと現在活躍しているデッキ付の茶色の古典的な電機、E101・102、ED501の3両の去就に影響必至なので、複雑な思いがあります。

女子高生にも大人気だった(?)E31の引退以降、西武鉄道の撮影に出向くことはほとんどなくなりましたが、たまには、京急カラーの9000系の撮影にでも出向いてみようと思う、今日この頃です。


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魅惑の鉄道車両(第22回) [魅惑の鉄道車両]

私のことを魅了してやまない鉄道車両を紹介していきます。

第22回はJR貨物EF65更新色赤プレートです。

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ファンには原色、国鉄色が好まれますが、私はEF65更新色赤プレートのカラーリングがなんとも好きです。もちろん、原色のEF65も好きではありますが。。。

100km/h運転対応のコキ50000形250000番台を牽引するためにEF66 0番台、ED75 1000番台とともに、自動ブレーキ常用減圧促進改造を受けたEF65PFは、減圧促進改造を受けなかった車両との区別のため、ナンバープレートが赤に塗られました。
常用減圧促進を使用する運用は既になくなりましたが、ナンバープレートの色は赤のままになっています。

EF65PF更新色の、このナンバープレートの赤のアクセントと乗務員扉の山吹色(カラシ色)は絶妙ともいえるマッチングで、私の眼には、とてもチャーミングな機関車に映りま す。

更新色赤プレが大好きで、NゲージのEF65更新色を赤プレに換えて走らせていると話された同好の輩と、10年程まえにED75撮影の折、宮城野貨物駅でお会いしたことが思い出されます。

国鉄電気機関車最多の308両が製造されたEF65ですが、急速に数を減らしていっています。
更新車と言えども、もはや安泰とは言えない状況ですが、これからも日本の鉄道貨物輸送の担い手として、末永く活躍を続けてほしいと思います。


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