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いにしえの記憶第2章(その9) [いにしえの記憶]

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過ぎ去った日々に徐々に埋もれていく、遠い日のいにしえの記憶

いにしえのブラウン管を彩った女優についての記憶。その第5弾です。

私が都立高校1年生だった1972年、明治5年の鉄道開業から100年の節目の年でした。

鉄道100年の記念事業として有名なものは、何といっても国鉄による「梅小路蒸気機関車館」の開館です。そして、記念事業の1つに、国鉄が制作に全面協力ということで大きな話題となったTVドラマ「鉄道100年 大いなる旅路」の放映がありました。オムニバス形式で1時間枠2回で1エピソードという構成、チャンネルは日本テレビでした。

無論、鉄道ファンだった私は、このドラマに大きな関心を持ったのでしたが、現代ドラマや海外ドラマ好きだった私にとって、あまり面白さが感じられず、たまに暇つぶしでチャンネルを合わせた程度でした。

ドラマ中で、ハチロク(8620)のナンバープレートを付けたC56が走ったり、戦前の時代設定なのにD51にシールドビームの補助灯が付いていたり、C62のナンバープレートを付けたD51が「はと」のヘッドマークを付けて走ったり、「鉄道ファンを馬鹿にしている!」と、ちょっと憤慨したものです(当時はガキで若かったです)。

ただし、小椋佳さんによる主題曲は美しく、とても癒される唄声で、当時はマスコミに一切、顔を見せなかった、小椋佳さんはどんなアーティストなのだろうと、大いに興味をもったのを憶えています。

初回放映の翌年、1973年に平日の夕方に再放送され、高校の授業を終えて帰宅した後、チャンネルを合わせることはありましたが、やはり根を詰めてこのドラマを観る気は起きませんでした。

しかし、当時、ブラウン管を食い入る様に観て、42年経った今でも鮮明に憶えていて、強烈な印象が残っているエピソードが1つだけあります。

東北地方を舞台に、貧しい小作の娘(武原英子さん)と機関士を目指す青年(森次浩司さん:ウルトラセブンのモロボシ・ダン)の悲恋のエビソードです。

娘は都会の工場で女工として働いていたのですが、工場が潰れて故郷の実家に戻ってきます。しかし、何人もの幼い弟妹、薬代のかさむ病床の母と小作の家の家庭環境は、とても厳しいものでした。食い扶持が増えることを意味する娘の帰郷を、父親は快く思いません。

一方で、故郷に戻った娘に再会した青年は、娘に対する長年の想いを告白して、自分が機関士になったら一緒になろう、それまで必ず待っていてくれとプロポーズ、娘も、とても嬉しい、一緒になりたいと青年に想いを返します。

しかし、案の定というか、母親の薬代、家族の生活のため、父親は娘を遊郭に売る契約書に判を押し、娘は遊女となるために列車で故郷を後にします。娘の乗った列車の機関助士は青年でした。

青年は必死に貯金をして、娘の居所を捜し出して、娘を身請けしようとしますが、既に娘の借金は雪だるま的に増えていて、準備した金では身請けできません。そして、二人は足抜けを試みて逃げ通して、一旦、二人は幸せを掴みかけたかにみえます。
・・・が、青年の思い通りにはならず、ドラマはとても悲しい結末を迎えます。高校生2年生だった私は、このドラマを観終わったときに、このドラマのようなことが現実に存在すれば、人生は余りにも不条理、こんなことがあってたまるか!と思ったものです。

武原英子さんは迫真の演技で、純情な田舎娘、艶やかさの内に深い哀しみを秘めた遊女、そして胸を患って命の灯が尽きようとする遊女を鮮やかに演じています。
どの役柄の武原英子さんも、とてもお美しく、私より10歳年上ですが、こんな女性と知りあってみたい思ったものでした。

このドラマを観た私の脳裏に鮮烈、強烈な記憶を残したシーンが2つありました。
1つは、ドラマのラスト間近、偶然、青年と再会した遊郭の部屋で、立派な機関士になった青年に「毎晩、何人もの男に抱かれて、何も感じなくなった」と武原英子さんが捨て台詞を吐くシーン。
もう1つは、226事件勃発で機関区から緊急招集が掛かって、偶然再会した遊郭から、足早に去っていく青年を追い、小雪舞う夜の雪道を赤い襦袢をまとった武原英子さんが裸足で駆けるシーン。
この2つのシーンは、それから42年、このドラマの中の武原英子さんの美しさとともに、事あるごとに思い出します。

武原英子さんは多くの時代劇ドラマ、現代ドラマに出演されていましたが、大いなる旅路のこのエピソード以外では、殆ど私の琴線に触れることはなく、それらの記憶は残っていません。
武原英子さんは、1980年、にしきのあきらさんと結婚されましたが、残念ながら1996年に50歳の若さで他界されました。

大いなる旅路の武原英子さん、これからも私の記憶のなかで、鮮やかに輝き続けてくれると思います。


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いにしえの記憶第2章(その8) [いにしえの記憶]

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過ぎ去った日々に徐々に埋もれていく、遠い日のいにしえの記憶

いにしえのブラウン管を彩った女優についての記憶。その第4弾です。

私が大好きだった、いにしえのアメリカのテレビドラマの1つが、「インベーダー」です。私が最も熱中して観た、いにしえのアメリカのテレビドラマが、同じクイン・マーチン・プロダクション制作の「逃亡者」でしたが、「インベーダー」は「逃亡者」に次いで、熱を上げて観たドラマでした。

1967年の放映開始当時、第1話「恐怖の侵入者」(原題: Beachhead)の放送は見逃しました。しかし、、面白いテレビドラマをやっていたと、放送を観ていた兄からストーリーを聞いて、第2話「新たな目撃者」(原題:The Mutation)から、欠かさずに観るようになりました。
※因みに米国と日本は放送順番が異なり、米国ではThe Mutationは第3話です

第2話はメキシコとの国境付近で故障して飛び立てなくなった宇宙船にまつわるエピソードです。

主人公デビッド・ビンセントと一緒にジープに乗って、宇宙船を国境地帯へ探しに行く若き女性を演じているのが、女優スザンヌ・プレシェットさんです。

彼女の役どころは、国境付近の田舎町の酒場の踊り子(ストリッパー)で、国境付近の砂漠地帯で宇宙船を見たと言って、ビンセントの前に現れます。

しかし、彼女は実は宇宙人で、ビンセントを罠にはめるために接近してきたのです。ところが、彼女は宇宙人が持っていないはずの感情を持っていて、 宇宙人の仲間とビンセントとの間で心が揺れ動きます。そしてストーリーが進行していきます。

このエピソードで、宇宙人が感情を持たないこと、地球上で死ぬと赤く燃えて消えること、彼らの武器(光線銃?)は標的の物体を赤く燃やして消し去ることなどの、このドラマを形づくっている特徴的なアイテム、トリビアが初めて登場します。

このエピソードの放送時、私は小学校4年生でスザンヌ・プレシェットさんは青い瞳の綺麗なお姉さんだなぁ、くらいにしか思いませんでした。

その後の再放送時に、あるいは現在YouTubeで、このエピソードを観ると、スザンヌ・プレシェットさんは、このエピソードの役柄と相まって、とてもセクシーでグラマーで、健康的な魅力に溢れた美女であることが解りました。そして、感情を持つゆえに揺れ動く胸の内を映すような、憂いの表情を時折見せるのですが、その表情は驚くほど美しいです。

スザンヌ・プレシェットさんは、その後、「インベーダー」のエピソード「惑星からの逃亡者 」(原題:The Pursued)で、性格異常で凶暴性がある宇宙人の役を再度演じています。そのエピソードの彼女は、艶やかさを抑えた、ちょっと地味な役作りとなっています。

私は映画をほとんど見ないので、スザンヌ・プレシェットさんの出演した映画作品の印象はありません。ほかには「逃亡者」にゲスト出演していたのを、後年になって気づいたくらいです。

エピソード「新たな目撃者」の、とても美しいスザンヌ・プレシェットさんを観るたびに、「宇宙人、大いに結構!、ぜひ接近遭遇してみたい!!」(意味不明ですが・・・)と、遠く暗い宇宙の奥に思いをはせる自分であります。


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いにしえの記憶第2章(その7) [いにしえの記憶]

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過ぎ去った日々に徐々に埋もれていく、遠い日のいにしえの記憶

いにしえのブラウン管を彩った女優についての記憶。その第3弾です。

小学校入学の頃から、アメリカのテレビドラマが大好きだった私ですが、数々のドラマの中で、その後の人生における価値観を左右したくらい(かなり大袈裟ですが)、熱中して観ていたドラマがあります。
それは、伝説の名作ドラマ、「逃亡者」です。

「リチャード・キンブル職業医師。正しかるべき正義も時として盲しいることがある ・・・」の矢島正明さんのナレーションで始まる、印象的なオープニングは今でも耳に焼き付いています。

1963年から1967年まで、4シーズン、全120話のどのエピソードも内容の濃いものでした(日本放映開始は1964年)。
とりわけ、1967年に2回に分けて放送された。完結編「裁きの日」は最後まで息もつかせぬ内容で、この名作ドラマのラストにふさわしい内容でした。

ドラマのエピローグ、自由の身になったキンブルが、最後の逃亡の旅を手助けした同郷の女性ジーンと腕を組んで裁判所から出てきます。そしてジェラード警部がキンブルに握手を求めたあと、裁判所の前に止まったパトカーをキンブルが見て、キンブルが複雑な表情を見せます。
それを見たジーンが、「Hey!」と声を掛けると、キンブルが「Hey!」と応えます。因みに、日本放映版では、ジーンは「リチャード?」と声を掛け、キンブルが「行こうか」と応えています。個人的には日本語訳の方が好みです。
そして、「9月2日土曜日、この日、逃亡の旅は終わった」の最後のナレーションをバックに、腕を組んで前を見て歩む、キンブル(デビット・ジャンセン)とジーンの姿が、この名作ドラマのラストシーンです。

過酷な逃亡生活が終わりを迎え、小児科医に復帰したキンブルが、この美しい、理知的で、チャーミングな女性ジーンと新たな人生をスタートさせることを視聴者に確信させるラストシーンです。

このジーンを演じている女優はダイアン・ベイカーさんです。この完結編を観たとき、このスリリングなドラマが、こんな綺麗な女性とハッピーエンドになったことに、安堵したことを憶えています。

私は映画をほとんど見ないので、ダイアン・ベイカーさんの出演した映画作品の記憶は残念ながら、ありません。
しかしながら、私の最も好きなテレビドラマのラストシーンを飾ったダイアン・ベイカーさん、私にとって決して忘れることのできない女優です。


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いにしえの記憶第2章(その6) [いにしえの記憶]

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過ぎ去った日々に徐々に埋もれていく、遠い日のいにしえの記憶

私は小学校卒業の頃まで、蝶にすごく興味があり、よく蝶類図鑑を眺めていました。今は、全く興味なしですが。。。

私が子供の頃は、春先から晩秋まで、モンシロチョウを常に見ることができました。
物心ついた頃に住んでいた品川区では、当時でもすでに周囲にはキャベツ畑、菜の花畑はおろか、畑自体が全くなかったのですが、どこで生まれるのか、鉢植えの花や公園の花に群れるようにモンシロチョウが飛来していました。

越冬しないモンシロチョウは春を告げ、秋の終わりを告げる、日本中にどこでも見ることができる存在だったと思います。

しかし、いつしか、そのようなモンシロチョウが花に群れる光景は見られなくなりました。見られなくなったのは、もう、ずーっと昔のことだったように思います。

今、時たま見かける白いシロチョウ科の蝶は、よく見ると、殆んどがスジグロチョウ(スジグロシロチョウ)です。むしろ、シロチョウ科の蝶では、黄色いキチョウ、モンキチョウを、今ではよく見かけます。

モンシロチョウが少なくなったのは、生息環境の変化の影響でしょうか?、地球温暖化の影響でしょうか?、蝶の生息域の北上の関係でしょうか?

殺風景な景色でも、その景色の中にモンシロチョウがヒラヒラと舞っていると、心が和む気がしたのを、なつかしく思います。
景色の中にモンシロチョウが居ない、現代の日常が、ちょっぴり私には寂しい気がします。


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いにしえの記憶第2章(その5) [いにしえの記憶]

過ぎ去った日々に徐々に埋もれていく、遠い日のいにしえの記憶

半世紀も前の機関車の塗色の話です。

私の親が中央線沿線に土地を買って家を建てることになり、私が小学校に入学したころから、毎週末、家族で候補の土地を見に行くようになり、頻繁に中央線に乗るようになりました。

当時、品川区に住んでいた私にとっては、山手貨物線や品鶴線で見慣れたEF10、EF12、EF13、EF15、EF60、EH10以外の電気機関車を中央線に乗るたびに見ることができることが、大きな楽しみでした。

当時、中央線の客車列車はEF13が牽引していました。貨物用機関車が客車列車を牽引する姿は、ある意味で新鮮でした。
貨物列車もEF13が多かったですが、ED17、EF11、ED60、ED61など、首都圏の他線区では見ることのできない釜を見ることができ ました。当時、EF10も中央線で活躍していたはずですが、何故か中央線では見た記憶が残っていません。特に私のお気に入りは全4両の小世帯のEF11でした。

私のいにしえの記憶では、当時見たED61と一度だけ見たことのあるED60のこの時代の塗色は「茶色」でも、新型直流電機の標準色である「青に前面窓下クリームの警戒色」でもなく、黒に近いグレー一色でした。
EH10のような黒光りするような真っ黒ではなく、所謂、チャコールグレーでした。因みに、当時、私が持っていた交通図鑑にもED61はチャコールグレーで描かれていました。

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その後、私は中央線の沿線に住むようになりましたが、ED61が新型直流電機の標準色になったのは、私が中学に入ってからです。それまでは、このチャコールグレーの塗色でした。

ED60、ED61は落成直後には茶色だった筈ですが、私は茶色時代のED60、ED61を見たことがなく、ワールド工芸のNゲージの ED61の茶色塗装を模型店のショーウィンドウで初めて見たとき、大層、違和感が有ったのを憶えています。

今、鉄道雑誌の車両解説などでも、このED60、ED61のこのカラーについては全く触れられることがありません。雑誌編集者やファンの頭の中から、この塗色の時期があったことが忘れ去られているのかもしれません。

しかし、私にとってED60、ED61といえば、 真っ先に浮かぶのは、小学生時代に見たこのチャコールグレーの塗色です。

1960年代以前のカラー写真は、もはや殆ど残っていないのかもしれませんが、是非、このチャコールグレー塗色時代のED60、ED61のカラー写真を見てみたいです。そして、半世紀前を懐かしんでみたいと思う、 今日この頃です。


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いにしえの記憶第2章(その4) [いにしえの記憶]

過ぎ去った日々に徐々に埋もれていく、遠い日のいにしえの記憶

25年前のいにしえの記憶です。

小学生時代、アメリカのテレビドラマに夢中だった私でしたが、その後は特にこれを見ないと、夜も日も明けない、といったアメリカのテレビドラマは長い間、出現しませんでした。
しかし、1990年代になって、夜も日も明けない、テレビドラマがついに再び現れました。

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それが「ツイン・ピークス」です。

名匠「デヴィッド・リンチ」、「マーク・フロスト」によるツイン・ピークス。
いかれた登場人物、猥雑さ、妖しさ、怪しさ、美しさ、不気味さ、狂気、風に揺れる信号機、異様な空気感、これらに満ちたこのドラマに私は瞬時に嵌ってしまいました。

パイロット版(序章)を観たときの衝撃は忘れられません。すぐにでも続きが観たいと渇望する思いだったことを憶えています。

ローラ・パーマー殺しの犯人が解った後のエピソードには若干、中弛み感はありましたが、私はこのドラマに魅了されました。

最終エピソード、「赤い部屋」でローラがクーパー捜査官に、「25年後に会いましょう」と言います。この放映を観たときは、25年後にどのような意味があるのかと、ドラマの展開を振り返って考えたことを憶えています。

そして。。。

昨年の後半になると、ツイン・ピークスの続編が製作されるというニュースが流れはじめました。
その後、色々と紆余曲折があったようですが、昨日、「デヴィッド・リンチ」、「マーク・フロスト」による18エピソードのツイン・ピークス続編が製作され、2016年に放映とのニュースが流れました。

ツイン・ピークスは1990・91のアメリカ放映ですから、まさに今年、2015年は25年後にあたります(日本放映は1991年)。

ローラがクーパー捜査官に言った、「25年後に会いましょう」が、まさに現実のものとなります。

登場人物の誰もが幸せな結末を迎えず、最大のババを引いたクーパー捜査官の狂気の表情で幕を閉じた、ツイン・ピークスの25年後がどのように描かれるか、ファンとしては興味が尽きません。
今から、とても楽しみです!!!

因みに、ツイン・ピークスの放映時に現実世界での25年後を考えたことはありませんでした。
しかし、ここに確実に25年後の自分がいることに、ちょっと奇妙な感じを覚えてしまいます。


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いにしえの記憶第2章(その3) [いにしえの記憶]

過ぎ去った日々に徐々に埋もれていく、遠い日のいにしえの記憶

いにしえのブラウン管を彩った女優についての記憶。その第2弾です。

アメリカのテレビドラマに夢中になっていた私が、次に夢中になったテレビドラマの1つが「UFO」(邦題:謎の円盤UFO)でした。放映は私が中学2年の時のことです。

実はスティングレイ、サンダーバード、キャプテンスカーレット、ジョー90の一連のスーパーマリオネイションの放映は当時はまったく見てはいなかったので、ジェリー・アンダーソンの作品を見たのは、謎の円盤UFOが初めてでした。

テンポの良いインストゥルメンタルのテーマ曲にシンクロしたカットの連続するオープニング映像、そして、オープニング映像に絶妙のマッチングをみせた、「1980年、既に人類は地球防衛組織SHADOWを・・・・・」で始まる、矢島正明のナレーション、とても斬新で衝撃的だったことを憶えています。

土曜日の午後8時からの放送で、、森永小枝チョコレートの番組CMの小森のおばちゃまの「高原の小枝を大切に」のフレーズや、ソニー・トリニトロンカラー番組CMの「1眼3ビーム」の歌詞を繰り返すCMソングなども懐かしいです。

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謎の円盤UFOには出演していた数多くの女優陣うちで、とりわけ美しいのは何と言っても、ムーンベースのオペレーター、エリス中尉役のガブリエル・ドレイクです。

ライトパープルの髪(ウィッグ)で眉毛、アイシャドーを強調した、ムーンベース・メイクの彼女は何か精巧なアンドロイドを見ているような、近未来的な技巧的な美しさに溢れています。
また、地球上でのナチュラル・メイクの彼女は、生身の女性としての豊饒な美しさがあります。どちらもメイクでも、このドラマに鮮やかな彩りを添えてくれていました。

ただし、放映当時の中学2年のガキだった私には、お人形のようなメイクの凄く綺麗なお姉さん、という印象でしたが。。。

ところが、今、ビデオ、YouTubeなどでこの作品を見返すと、エリス中尉って、なんてグラマーでセクシーなお姉さんなんだろう!とビックリです。
以前にも記しましたが、人間、歳を取らないと見えないものがあるものだと、改めて認識する次第です。

超有名な、エピソード中のエリス中尉の着替えシーンは、初回放送時、確かにさらっと見てはいたのですが、今、見ると、あまりのセクシーさに眼が釘付けで、思わずここだけ繰り返して何回も再生してしまいます。
もし、中学、高校生の時、こんなお姉さんが近所にいたらなどと、変な妄想を膨らませてしまします。

既に、SHADOWが結成された1980年から、35年も経っていますが、エリス中尉の活躍は多くの「UFO」ファンの脳裏に焼き付いていると思います。


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いにしえの記憶第2章(その2) [いにしえの記憶]

過ぎ去った日々に徐々に埋もれていく、遠い日のいにしえの記憶

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いにしえのブラウン管を彩った女優についての記憶。その第1弾です。

私は子供の頃、テレビドラマが大好きで、いつも観ていました。。

小学校入学の頃から、特にアメリカのシリアスなテレビドラマが大好きで、いろいろな番組を夢中で観た記憶があります。小学生の頃は日本のテレビドラマには殆んど関心はありませんでした。

中学生になると日本のテレビドラマも、少しずつ観るようになりました。
当時のお気に入りは、日本テレビのグランド劇場。

お気に入りのドラマは、
2丁目3番地
3丁目4番地
さよなら・今日は
でした。どれも浅丘ルリ子さんが主演でした。

また、同じ日本テレビの月曜スター劇場で当時放映された「冬物語」も、お気に入りのドラマでした。このドラマも、浅丘ルリ子さんが主演です(共演は原田芳雄さん)。

ちなみに、この4本のドラマの音楽は坂田晃一さんが手掛けていて、美しい音楽でドラマを一層際立たせています。

これら4本のドラマに主演していた、浅丘ルリ子さんのファンだったわけではないです。当時、彼女が観たいので、これらのドラマにチャンネルを合わせていたわけではありません。

「2丁目3番地」、「3丁目4番地」は浅丘ルリ子さんの髪結いの亭主的役柄の夫役の石坂浩二さんとの間の、さりげない軽妙な夫婦の会話がドラマの楽しみでした(そのあとに、本物の夫婦になったのはご存じの通りです)。

「さよなら・今日は」は、下落合に住む裕福だが様々な問題・事情を抱えている家族の日常を、綺麗な映像とともに、淡々と描写していて、質の高いドラマでした。
共演の中野良子さんの大ファンだったことも、このドラマを観る原動力の1つとなりました。

「冬物語」は夫に先立たれた若き未亡人(浅丘ルリ子)と、ちょっとアウトローっぽいテストドライバー(原田芳雄)との運命的かつ、とても悲しい恋物語を描いた名作でした。見た人誰をも納得させるような、奥行きのあるドラマで、極めて深い味わいがありました。

ただ、まだガキだった私には、これだけ浅丘ルリ子さんが出演しているドラマを観ても、彼女に魅力を感じませんでした。大女優、芝居はさすがに上手いといった印象だけでした。女性的な魅力も感じられませんでした。

ですが・・・・・

2012年にBS日テレで「冬物語」が再放映されました。もちろん、長年、再放送を切望していたので、この名作ドラマを40年ぶりに我を忘れて観入りました。

長い歳月を経て忘れてしまっているドラマの断片がありましたが、40年ぶりに断片が修復され、このドラマの素晴らしさを改めて思い知りました。

そしてもう1つ、浅丘ルリ子さんの美しさに驚愕、絶句しました。
それとともに、このドラマを観ていた40年前の私が彼女のこの美しさに、全く気づかなかったことが2度目の驚きです。当時は本当に惜しいことをしました(ちょっと意味不明ですが・・・)。

まさに、絶世の美女です。世が世なら国が傾くくらいです。
このドラマで会社重役の高松英夫さんが、出張先の北海道のホテルの部屋 で、秘書として同行していた浅丘ルリ子さんに思い余って狼藉を働く場面があります。
この美しさなら、狂ってしまう男もいるに違いないと、妙に納得させられるシーンです。

私はこのことで、人間、歳を取らないと見えないものがあるものだと、遅まきながら、改めて認識したしだいであります。

近年の浅丘ルリ子さんは、石坂浩二さんとの離婚、過去の男性遍歴の告白、「冬物語」、「さよなら・今日は」の共演者であった、大原麗子さんの葬儀での弔辞など、大スターならではの話題を提供し続けてくれています。

勿論、今の浅丘ルリ子さんも、とてもお美しいです。これからも、末永く大女優として活躍を続けていただきたいです。

ところで、日テレさん、「さよなら・今日は」のビデオテープは残っていないのでしょうか?、また観たいです!、再放送おねがいします!!


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いにしえの記憶第2章(その1) [いにしえの記憶]

過ぎ去った日々に徐々に埋もれていく、遠い日のいにしえの記憶

いきなり第2章となるのは、以前、某所のSNSでいにしえの記憶を書き綴っていたことがあり、そちらを第1章という思いが私にあるので、第2章からのスタートとしています。

長くなった人生、今までに神秘的な不思議な体験が何回かありますが、今回はその中の1つの出来事を紹介します。

大学生時代、東京都下、中央線沿線に両親と同居していました。
両親の持家だった2階建ての家での同居です。

私の部屋は2階建て木造住宅の2階の西側の部屋でした。
部屋は南向きで、部屋の西側の壁のやや高いところに長方形横長の採光窓があるレイアウトです。
私が部屋のベッドに横たわると、その採光窓から隣家の2階大屋根が斜めに見渡せました。

ある暑い夏の夜、ベッドで眠っていた私は、ふと目を覚ましました。そして採光窓に眼をやると隣家の大屋根の上の、温度感の全くない眩い光を放つ満月が眼に入りました。

しばらく、ぼんやりとその眩い満月を眺めていたのですが、ふと、おかしななことに気づきました。
それは、そもそも、その採光窓は月の運行が見える方向にはないこと、そして超ド近眼(視力0.01以下)でメガネもコンタクトもしていない私に、その満月の輪郭がハッキリ見えること。

そのことを自覚した私は、ぱっとベッドから起き上がり、採光窓から頭を出すように、その満月を覗き見しました。

その途端、眩い満月は隣家の大屋根に沿うように斜め下に向かって移動していき、 屋根の端の雨樋の辺りまで下がってくると、ぱっと、消えてしまいました。

その一部終止を見た私の頭の中には、「なんだろう?」、「あれはUFOかな?」という 疑問符が溢れました。
ただ、不思議な出来事でしたが、恐怖感みたいなものなかったです。

この話はこれで終わりませんでした。

私は翌朝、大学に行く前、昨夜のこの出来事を母親に話しました。
そして、その日の夜、大学から家に戻ると母親がつぎのような話を私にしました。

・隣家のおばさん(母親とは茶飲み友達)が昼間、お茶を飲みに来た
・昨日、私が見た出来事をおばさんに話した
・その話を聞いた瞬間、おばさんの顔は青ざめ、手がぶるぶる震え出して湯呑が持てなくなった

そしておばさんは私の母親に次のような話をして、早々に家に戻ったそうです。

・昨夜、息子の枕元に白い衣を纏った武士のような亡者が現れ、息子が金縛りにあった。
・以前にも息子の枕元に亡者が現れたことがあった

私が眩い満月を見た時刻と息子さんの枕元に亡者が現れて騒ぎになった時間帯は同じでした(午前2時頃と記憶しています)。

因みに隣家の息子さんの年齢は私の1つ上、息子さんの部屋は2階の東側、 私の部屋の採光窓から見える大屋根の下になります。

この件があって直ぐに、隣家のおばさんは故郷から神主を呼んで、お祓いをしてもらったそうです。
その後、隣家の息子さんの枕元に亡者が現れる話は聞きませんでした。

はたして、私と隣家の息子さんは、偶然、同じ時間帯に別々の神秘的な錯覚を体験したのでしょうか?
あるいは、私の見た眩い真ん丸な満月は亡者の魂だったのでしょうか?

それから、もう35年以上経っていますが、あの暑い夏の夜の出来事を今でもよく思い起こします。。。「あの夏の夜の出来事、あれは決して錯覚なんかではなかった!」と。

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