SUZUKA Sound of ENGINE 2019(パート4) [つれづれ日記]
「SUZUKA Sound of ENGINE 2019」の各プログラム、展示で観ることのできた、クルマの紹介、パート4です。
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パート4は、PRINCE Legend。イベント名は NISSAN Legend でしたが、私は敢えて PRINCE Legend と記します。
私が子供のころ、自動車レースをテレビ番組で観て、サーキットを疾走するレーシングカーの姿に魅了されたことが、クルマに興味を持つきっかけでした。そして、徐々にレーシングカーから市販車へ興味の輪が拡がりました。
そんな私にとって、1964年開催された第2回日本グランプリの各レースで好成績を収めたプリンス自動車は、子供心に憧れの自動車メーカーでした。
とりわけ、GT-Ⅱレースで、式場壮吉さんのドライブするポルシェ904と生沢徹さんのドライブするS54プリンス・スカイラインGTとのデッドヒート(?)、優勝はポルシェ904でしたがプリンス自動車の凄さを印象付けたように思います。
フロントノーズを延ばし、無理やり(?)プリンス・グロリア・スーパー6の直列6気筒エンジンを搭載したスカイラインGTの姿には、迫力があり、とてもカッコいいと思いました。大人になったら乗ってみたいと私が最初に思ったクルマが、プリンス・スカイラインGTでした。
GTクラスにエントリーするホモロゲーション獲得のために100台限定生産されたプリンス・スカイラインGT、その後、市販車として、ウェーバートリプルキャブを搭載したスカイライン2000GT、更にシングルキャブのスカイライン2000GT-A、ウェーバートリプルキャブのスカイライン2000GT-Bに発展しました。スカイライン2000GT、子供心に憧れのクルマでした。
第2回日本グランプリ GT-Ⅱレースで優勝したポルシェ904に次いで、砂子義一さんのドライブで2位になった、ゼッケン39 プリンス・スカイラインGT
第2回日本グランプリT-Ⅳレース、大石秀夫さんのドライブで優勝した、ゼッケン39 プリンス・グロリア・スーパー6
そして、1966年の第3回日本グランプリを制した国産初のスポーツプロトタイプカー、プリンスR380。R380に搭載されたGR8型エンジンをデチューンしたS20型エンジンはスカイライン2000GT-R、フェアレディZ432に搭載されて、ハコスカのGT-Rがレースで輝かしい成績を上げました。
第3回日本グランプリで優勝したプリンスR380
ハコスカのセダン2000GT-R、文句なしのカッコよさ!
ハコスカの初期モデルにこの赤色があったことを思い出しました。味わいのある凄くいい色です。
のちのハードトップ2000GT-Rもカッコいいですが、セダン2000GT-Rはまさに「羊の皮をかぶった狼」の名が相応しいです。
スカイライン2000GT-R レース仕様車
私にとっては、スカイラインはプリンスの血統を色濃く受け継いだハコスカまでだったと思います。"ゆっくり走ろう" ローレルとプラットフォームを共通化してファットになったケンメリは、私のスカイラインに対して抱いていたイメージとはかけ離れたクルマとなってしまいました。
いにしえのスカイライン、日本車としてのアイデンティティを明確に持っていました。決してインターナショナルなクルマではないことに、スカイラインの美学があったと思います。
17歳年上の兄が一時、S50ニッサン・プリンス・スカイライン1500に乗っていましたが、私は残念ながらスカイラインに乗ることはありませんでした。ハコスカまでのスカイラインの時代、まだ運転免許を取得できる年齢ではなかったです。
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夕方、鈴鹿サーキットをあとにする時、ふっと、"もっと早く生まれていたら、プリンスと巡り合えたのに" と考えた自分が居ました。
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