It's Magic [音楽]
「It's Magic」、Angelina Jordan & Forsvarets Stabsmusikkorps のアルバムのタイトルです。
大人の恋の名曲を歌う裸足の少女 Angelina Jordan、この少女の映像をYouTubeで見つけたときの驚きを、以前、記事に記しています(↓)。
https://shibatetsu.blog.so-net.ne.jp/2017-08-29
アルバム「It's Magic」、ダウンロードやストリーミングでリリースされていたことは知っていたのですが、ネット上でCDを見つけたので、購入して聴いてみました。
Forsvarets Stabsmusikkorps (ノルウェー軍隊のオーケストラ)をバックにAngelina Jordan がスタンダード・ナンバーを歌うこのアルバム、2017年11月の録音です。因みに、このアルバムには “Waltz for Debby” など3曲、 Angelina Jordan のボーカルが入らないインストゥルメンタルの曲も収められています。
2017年11月、Angelina Jordan は11歳だと思いますが、とても11歳の少女が歌っているとは思えません。何の予備知識もなくブラインドでこのCDを聴けば、誰もが大人の女性が歌っている勘違いしてしまうでしょう。そして、その歌唱力は並みいるJAZZボーカリストをはるかに凌いでいると思います。
聴いてみた感想ですが、バックのオーケストラが自己主張しすぎで、ちょっとうるさく感じられました。
最も期待して聴いた “Fly Me To The Moon“、Angelina の歌唱は申し分ないのですが、オーケストラを強調するようなアレンジ、やはりオーケストラがうるさく感じられるところが、少し残念でした。
私にとってはアルバムのラスト3曲、“Mr. Lonely“(Bobby Vinton、The Lettermen のヒット曲)、“Speak Softly Love“(ゴッドファーザー 愛のテーマ)、Can’t Help Falling in Love(Elvis Presley のヒット曲)の3曲がアレンジを含め、Angelina Jordan の魅力が最も出ていたと思います。
願わくば、ビアノあるいはアコースティック・ギターのみの伴奏で Angelina Jordan の歌唱の魅力がストレートに味わえるアルバムが聴いてみたいです。
Angelina Jordan の卓越した歌唱力と哀愁を感じさせる少しハスキーな声、そして天性のスイング感が相まって、彼女の歌うスタンダード・ナンバーはとても魅力的です。
彼女が大人の女性に成長するにつれて、どんな歌声を聴かせてくれるか、今後がとても楽しみなボーカリストです。
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