赤いきつねと緑のたぬき

私は日本蕎麦が大好物です。

別に蕎麦の名店を巡るというわけではなく、家庭でも外食でも、カップ麺でも、日本蕎麦をよく食べます。
ざる蕎麦が一番の好みですが、温かい蕎麦でも何でもいけます。

さて、大阪に２年前に来た時のこと。

勤務先の会社の入っているビルの地下に、大きな食堂があります。

そこに蕎麦・うどんのコーナーがあり、いつも、「きつね・たぬき」のメニューの札が立っています。

そこで、私は「きつね蕎麦」を注文するのですが、調理場の人は「たぬき」ですか？と訊き返してきます。
その意味がよく解らずに、適当に「ハイ！」と返事をすると。「きつね蕎麦」が出てきます。

そんなやり取りを食堂で５、６回したあと、ネットで「きつね・たぬき」について調べてみました。

すると、東京の「きつね蕎麦」は大阪では「たぬき」、東京の「きつねうどん」は大阪では「きつね」ということが解りました。

ちなみに、東京では「たぬき蕎麦・うどん」は、揚げ玉の入っている「蕎麦・うどん」のことです。

この話を勤務先の同僚の女性（大阪出身）に話したところ、確かにそうだとのこと。因みに、関西では揚げ玉を入れるのは店のサービスが多いのではないかとのことでした。うーむ。。。

大阪に行きつけの蕎麦屋があるのですが、お酒をメインで飲むことばかりに関心が行っているので、まだこの件の裏取りはしてません。揚げ玉のサービスの件を含め、こんど店主にでも訊いてみたいです。

ところで、日清のどん兵衛天ぷらそば、私は好きで結構よく食べるのですが、東京と大阪でスープの色も味も全く違います。東京はいわゆる関東風、大阪はいわゆる関西風の味付けだと思うのですが、私にはどちらも甲乙つけがたく、どちらも好きであります。


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タグ：どん兵衛 うどん 蕎麦 たぬき きつね