平成最後の日 [撮影日記]
4月30日(国民の休日)
早朝、高崎線に乗車して熊谷駅まで。熊谷駅で秩父鉄道のフリーきっぷと急行券を購入し、急行電車に乗車して三峰口駅に向かいました。
平成最後のこの日、「ありがとう平成」のヘッドマークを付けたパレオエクスプレスが運転されるためか、天候が雨にもかかわらず、秩父鉄道沿線にはこの時間から、鉄道ファンが立てた三脚が多数並んでいるのを見ることができました。
蒸気機関車(SL)にあまり関心のない私が秩父鉄道に乗車して三峰口に赴いた目的は、無論(?)、パレオエクスプレスではありません。三峰口駅に併設された「鉄道車両公園」のリニューアルに伴い、老朽化が進んだ展示車両の撤去、解体が5月から開始されるために、展示車両の最後の姿を見ることが目的でした。
特に見たかった車両は、阪和電鉄が1930年に製造したED381(ロコ1001)です。
近江鉄道が保存していたロコ1101が今年の3月に解体されたので、伝説の阪和電鉄を偲ぶ唯一の車両となっていましたが、撤去、解体されるのは本当に残念です。
降りしきる雨の中、荒廃が進んだ姿は侘しさを感じさせまししたが、阪和電鉄の生き証人の最後の姿を見ることができて、本当に良かったです。
他の展示車両も歴史的価値のあるものばかりです。私が初めて秩父鉄道に乗車したのは1965年のことだったと思います。その時に活躍していた車両たち、もう二度と会うことができなくなってしまいます。
デキ1 米国ウェスチングハウス社、1922年製造
デハ107 味わい深いです。
クハニ29 荷物合造車
雨の中、一通り展示車両を撮影して正午過ぎの上り普通電車で熊谷方面に向かいました。
途中駅でパレオエクスプレスと交換したので、一応、行き掛けの駄賃で撮影しました。
武川駅まで来ると黄釜を見つけたので下車して撮影しました。
デキ502 上り貨物列車(列番解りません)
朝から飲まず食わずだったのですが、熊谷駅改札口の前にある日高屋で中華を肴にビールを心行くまで飲みました。
ビールを飲みつつ、私が好きだった、いにしえの鉄道車両が次々と姿を消していくことが、とても寂しくて悲しくて、そのように思う自分は「歳を取ってしまったなぁ・・・」と、過ぎ去った鉄道の記憶に思いを馳せたしだいです。。。
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