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ロミオとジュリエット [つれづれ日記]

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以前、映画「ロミオとジュリエット」(1968)のBru-rayを購入して観たことを、「美しい映画の記憶」のタイトルで、以下のような内容の記事に記しました。

衣装、街並み、風景、映像、ロミオとジュリエットの台詞・声、そしてニーノ・ロータの音楽、そのどれもが眩いほどに美しいです。

そして、ロミオを演じた「レナード・ホワイティング(出演当時16歳)、ジュリエットを演じたオリビア・ハッセー(出演当時15歳)、若き日の二人が目眩がするほど眩しく美しいです。

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昨日、ネット上で 『「ロミオとジュリエット」の主演俳優が提訴 10代ヌードは性的虐待』 のニュースを目にしてとても驚きました。

レナード・ホワイティングさん(72歳)とオリビア・ハッセーさん(71歳)が意に沿わないヌードシーンを撮影されたとして、パラマウントピクチャーズを訴えたとのことです。

裸が見える寝室でのシーンは性的虐待、性的搾取であり、児童ポルノ画像配布に当たる。そしてフランコ・ゼフィレッリ監督(故人)がだまして撮影したことは詐欺に当たるとの主張です。

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「ロミオとジュリエット」の撮影からは、約56年経っていると思います。

何故、主役のお二人が今になって訴えを起こしたのか、映画を観る側の立場の私にとっては腑に落ちない感覚を抱くのは事実です。恐らく、当時の映画の撮影現場では当事者にしか解らない葛藤、わだかまりがあったのかも知れません。

「ロミオとジュリエット」(1968)は映画史に残る名画で、レナード・ホワイティングとオリビア・ハッセーの名を世界に知らしめた作品です。

確かに映画の中で一瞬ですが、オリビア・ハッセーさんのたわわな乳房が映るシーンがあります。しかし、この映画を性的な好奇の目で観る人はいないと思います。まして、ポルノという言葉とは全くかけ離れた映画です。あくまでも映画を観る立場の私個人の一方的な意見かも知れませんが・・・

何か、今回の訴えで素晴らしいこの名画に傷がついてしまったようで、私は少し残念に思ってしまったことは事実です。

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この訴え、どのような判決が下されるか解りませんが、仮に児童ポルノだと判断されると、「ロミオとジュリエット」(1968)は封印されてしまうのではないかと思います。

もしもそうなると、この名画が後世に伝えられる道が閉ざされ、後世の人々がこの作品に接することができなくなることが危惧されます。この名画を観ることが出来なくなることは、世界中の人々にとって大きな損失になると言えるかも知れません。


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