赤いクルマ [つれづれ日記]

先月のことになりますが、愛車F20を5年目の車検に出しました。不慮の出来事で前愛車E87から乗り換えて、早いもので5年が経ちました。
車検を終えた愛車を引き取りに行った帰路のドライブで、愛車の走り、乗り心地が見違えるように良くなったことに驚きました。
エンジンはとても軽やかに回り、エンジン音も抜けの良い音になりました。乗り心地は角が取れた印象です。乗り心地が良くなったことも貢献しているのかも知れませんが、加速もよりスムーズになった感じです。未だに運転免許を取らず助手席に乗る息子も“乗り心地が良くなった”との感想を漏らしていました。
交換した走りに関係ありそうなパーツは、エンジンオイル、オイルフィルター、バッテリー、タイヤです。エンジンオイル、オイルフィルターは1回/12ヶ月で交換していました。バッテリーの交換は2回目です。タイヤ交換は3万Km弱走行して今回が初めて、新車装着タイヤと同じブリヂストンTURANZAに交換しました。
今までの車検、12ヶ月点検を終えたときよりも、断然、クルマの走り、乗り心地が良くなったことが不思議でなりません。タイヤ交換の影響が大きいのかも知れません・・・
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愛車を車検に出している間の代車は赤いF40(念のため?フェラーリではありません)、2週間弱運転しました。今まで、赤いクルマのオーナーにはなったことはありませんが、鮮やかな赤はとても好きな色です。。。
FR(F20)からFF(F40)になりますしたが、強くアクセルを踏み込んだ時の加速感には、当たり前ですが違いがあります。後ろから押されるような感覚はF40にはありません。
ステアリングの剛性感はF40が一歩上、非常に安定感、安心感があります。ステアリングの握りがF20より太いこと、ステアリングの材質が手によく馴染むことも、剛性感の演出に一役買っているのかも知れません。
エンジンのフィーリングは私のF20よりはざらついた感じで、エンジン音の抜けも良くありませんでした。走行距離の関係かも知れませんが、液晶メーターパネルに走行距離を表示させる方法が解りませんでした。
アイドリングストップの再始動時の振動もF20よりも大きかったです。FF化に伴うエンジンレイアウトの変更が影響しているのかも知れません。
F40はF20に比べて運転席周りの居住性が大幅に改善されていますが、E87が持っていたの運転席周りのタイトでスポーティーな感覚が、F20からF40とモデルチェンジするごとに希薄になってしまったことは、かなり残念です。
左右別々に温度調節できるエアコン、運転席からトランク(リアハッチ)の開閉ができること、大型になったセンターディスプレイなど、装備品はF20より充実しています。但し、パーキングブレーキがレバーではなくスイッチに変更されたことは、慣れの問題もあるかもしれませんが、スピーディーな操作ができないように思えました。
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私はコンパクトなクルマが好きで、F20が3台目の欧州Cセグメントのクルマとなります。今のところクルマを買い替えることは考えていませんが、最近とても気になるクルマがあります。
それは、トヨタGR86、スバルBRZ。ショートストロークの水平対向NAエンジン、FR、スペックがとても魅力的です。GR86とBRZで味付けを変えているところも興味深いです。
一度、試乗してみたいですが、試乗すると後戻りができなくなる気がするので、当面、止めておきます。。。

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いにしえの記憶第2章(その18) [いにしえの記憶]

過ぎ去った日々に徐々に埋もれていく、遠い日のいにしえの記憶
高橋国光さんが3月16日に亡くなったとの悲しいニュースが流れました。
日本のモータースポーツ黎明期から活躍してきたレーサー(レーシングドライバー)高橋国光さんについて、私のいにしえの記憶を少し記してみます。
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先ず思い浮かぶのは、ニッサンワークスチームの一員としてR38シリーズをドライブした1960年代の日本グランプリの記憶です。

第4回日本グランプリ(1967)、決勝レース序盤、トップを走行する生沢徹の白いポルシェ906と2番手を走行する高橋国光の赤いニッサンR380のデッドヒート。高橋国光は生沢徹を追い詰め、生沢徹のポルシェ906はS字コーナーで堪えきれずスピンしてコースアウト、巻き込まれた高橋国光のニッサンR380もコースアウト。2車ともにエンジンストールしましたが、生沢徹のポルシェ906は素早く再始動してレース復帰、高橋国光のニッサンR380は再始動に手間取り周回遅れに。
優勝は生沢徹、高橋国光は同一周回に戻したものの2位に終わりました。
第5回日本グランプリ(1968)、高橋国光は左右分割式のエアロスタビライザーを備えた“怪鳥”ニッサンR381をドライブして、予選でポールポジションを獲得。決勝レース序盤、北野元のニッサンR381、田中健二郎のローラT70MkⅢとトップ争いを演じ、北野元のニッサンR381をかわしてトップに立ちましたが、駆動系(リアハブ)のトラブルで後退、リタイア。
優勝は北野元、タキ・レーシングチームからエントリーしたポルシェ910をドライブする生沢徹が2位に入りました。
第6回日本グランプリ(1969)、決勝レース序盤、川合稔のドライブするトヨタ7(5L)、ジョー・シフェールのドライブするポルシェ917と高橋国光のドライブするニッサンR382がトップを争い、一時、高橋国光はトップに立ったものの、エンジン(インジェクション)の不調でピットインして後退、結果10位に終わりました。
因みに、優勝は黒沢元治、2位は北野元のニッサンR382がワンツーフィニッシュ、3位は川合稔のトヨタ7でした。
日本グランプリ優勝のチャンスを3回逃し、この頃から高橋国光は、“無冠の帝王”と呼ばれるようになりました。
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次に思い浮かぶのは、1970年代、酒井レーシングからエントリーした富士グランチャンピオンシリーズ(グラチャン)での記憶です。
高橋国光のグラチャンデビューは1973年の第4戦富士インター200マイルレースでした。ミノルタカラーのマーチ735BMWをドライブして3位となりました。2ヒート制レースの第2ヒート終盤、3位を走るチームオーナーの酒井正に2位の座を譲ってランデブー走行でチェッカーを受けました。黄色いミノルタカラーのマーチ735BMWが連なって走行するシーンが今でも強烈に印象に残っています。
因みに、優勝はヒーローズレーシングからエントリーした、黒沢元治がドライブするマーチ735BMWでした。
高橋国光のグラチャン初優勝は、1974年の第2戦富士グラン300キロレースです。1974シーズンから由良卓也氏がデザインしたロングテールボディに換装したマーチ735BMWで、2ヒート制レースの第1ヒートを制しました。そして、運命の第2ヒート、ローリングスタート直後、黒沢元治の犯罪行為そのものと言える愚行が原因となった多重衝突事故により、風戸裕(シェブロンB26BMW)、鈴木誠一(ローラT292BDA)の両ドライバーが焼死、第2ヒートは中止されました。
第1ヒートの結果が、そのままレースの最終結果となり、優勝は高橋国光、2位が黒沢元治(マーチ745BMW)、3位が北野元(マーチ735BMW)となりました。
富士スピードウェイの名物だった30度バンクを使った最後のレースを制したのが高橋国光でした。
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・ニッサンワークス時代、伝説となったスカイライン2000GT-R(ハコスカ)での活躍
・1977年F1日本グランプリ、ティレル007での力走
・全日本スポーツプロトタイプカー選手権(JSPC)、アドバン・ポルシェ956/962Cでの圧倒的な強さ
・全日本ツーリングカー選手権(JTC)、アドバン・スカイラインGT-R(R32)での活躍
・ルマン24時間レース、ポルシェ956/962C、ホンダNSXでの挑戦
高橋国光さんのレースでの活躍の記憶、書き始めるときりがありません。高橋国光さんは、数多くのレースで輝かしい活躍を見せてくれて、モータースポーツファンの心を捉えて離しませんでした。
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私がモータースポーツに興味を持った1960年代、寧ろ、今日よりも世間一般の人々のモータースポーツへの関心は高かったと思います。レーサーの名前も世間に浸透し、自動車雑誌以外でもレーサーの話題が誌面を賑わせていました。そして、毎週末のようにレースやジムカーナのテレビ番組が放送されていました。
私の小学校の卒業アルバム、卒業文集に将来なりたい職業にレーサー、将来の夢は日本グランプリ優勝と書くクラスメイトが何人も居ました。
高橋国光さんの訃報を耳にして、いにしえのモータースポーツシーンを懐かしむ自分が居ました。
今頃、天国で、高橋国光さんは師匠だった田中健二郎さんと昔話に花を咲かせいるかもしれません・・・
高橋国光さんのご冥福を心よりお祈りします。

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プリンス/ニッサン―R380/R381/R382/R383 (スポーツカープロファイルシリーズ)
- 作者: 檜垣 和夫
- 出版社/メーカー: 二玄社
- 発売日: 2009/08/01
- メディア: 単行本

Racing on - レーシングオン - No. 512 富士グランチャン (ニューズムック)
- 出版社/メーカー: 三栄書房
- 発売日: 2021/04/01
- メディア: ムック
5拍子 [音楽]

「ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ」の Part4、ダギー・ジョーンズ家の食卓のシーンで Dave Brubeck Quartet の "Take Five" が流れます。私は、ダギーのコミカルな仕草によくマッチした素晴らしい選曲と思いながら、このシーンを観ていました。
Paul Desmond が作曲した5/4拍子の "Take Five" 、あまりにも有名なこの曲は Dave Brubeck Quartet のアルバム「Time Out」に収録されています。
ジャズ名盤100選など、ジャズの名盤を語るときに必ず登場する「Time Out」ですが、私はこのアルバムを持ってはいません。Paul Desmond の柔らかい、温かみのあるアルトサックスの音色が私の好みでないことが、このアルバムに食指が動かない理由だと思います。
しかし、「ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ」のPart4 を観て、 CDで "Take Five" を聴きたくなり、「Time Out」以外でこの曲が収録されているアルバムを探していました。"Take Five" は数多くのアーティストが演奏していますが、レビューを読んで私の目を惹いたのは、George Benson の「Bad Benson」でした。そんな訳で、先日、「Bad Benson」を購入して聴いてみました。
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George Benson のアルバムは数枚持っていますが、好きなアーティストではなく、持っているアルバムもあまり聴いたことがありません。私にとって George Benson はジャズギタリストとしての印象は希薄で、ヴォーカリストとしての印象の方が強いです。若い頃、ドライブの時に Quincy Jones がプロデュースした「Give Me the Night」を好んで流してはいましたが・・・
こんな記憶と印象しか持ち合わせていなかった George Benson でしたが、「Bad Benson」に収録された "Take Five" を聴いて、驚愕しました! そして、今更ながら George Benson はジャズギタリストだったことを認識しました。
"Take Five" の George Benson のソロ、アドリブは鳥肌が立つくらいに素晴らしいです。 George Bensonのスリリングなギター、聴かせてくれます。文句なしです!
George Benson が、これほど歌心溢れたギターを弾くとは想像しませんでした。
George Benson のソロに続く、Kenny Barron のピアノソロも George Benson のソロに負けず劣らず素晴らしいです。そして、バックの Phil Upchurch のリズムギター、Steve Gadd のドラムスが George Benson と Kenny Barron を一層引き立ててくれています。
久しぶりに、聴いていて熱くなれるジャズ・アルバムに出会えました。"Take Five" の素晴らしさは際立っていますが、他の収録曲も素晴らしいです。
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George Benson、何か先入観に邪魔されて食わず嫌いだったのかも知れません。
長年、音楽を聴いてきて、“良い音楽に出会うには心を開かなくてはいけない” と反省したことが何回かありましたが、「Bad Benson」を聴いて、またもや反省させられました。
まあ、何れにしても、素晴しい音楽との出会いは大切にしていきたいです。

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ツイン・ピークス Blu-ray ザ・テレビジョン・コレクション
- 出版社/メーカー: パラマウント
- 発売日: 2020/02/27
- メディア: Blu-ray
クリティカルチェーン [PMP]

しばらく、PMP資格更新に向けたPDU獲得のための勉強(?)を止めていたのですが、2023年1月までのCCRサイクルが残り1年を切ったので勉強を再開することにしました。
そんなわけで、プロジェクトマネジメント関連の書籍を約9か月ぶりに読みました。
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読んだ書籍は、エリヤフ・ゴールドラット著「クリティカルチェーン」です。
“なぜ、プロジェクトは予定通りに進まないのか?” のサブタイトルが付いたこの本、プロジェクトマネジメントに関する理論が解りやすく述べられているだけでなく、話の展開が巧みで読み物としてもとても面白かったです。
エクゼクティブMBA教授リックの講義を通して語られるプロジェクトマネジメントの理論、リックの大学での処遇の行方、リックと妻の価値観の相違など、読んでいて飽きることはありませんでした。
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単身で大阪の会社で働いていた頃、システム開発を発注していた大手ソフトウェアハウスのマネージャがWBSにプロジェクト・バッファーを設け、タイムマネジメントのやり方を変更したいと提案してきたことがありました。プロジェクト・バッファーを設ける代わりに、WBSの個々のワークパッケージの余裕(バッファー)は排除するという提案でした。
私はそのソフトウェアハウスのプロジェクトのタイムマネジメントにはEVM(Earned Value Management)を導入させていました。提案内容とEVMによる定量的なタイムマネジメントとの関係性が不明瞭だったので、提案を却下した記憶があります。
今思うと、その提案の背景には「クリティカルチェーン」で述べられた理論があったのかも知れません。そして、短絡的に提案を却下するのではなく、上手くEV(Earned Value)を評価する方法を考えることができたのかも知れません。
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読書を終えて、本日、PDUを申請しました。申請したPDUはTechnical 6.75PDUです。
申請してすぐに、PMIのサイトにログインして、myPMIのDashboardを確認するとclaimはapprovedとなっていました。
これで、2023年1月までのCCRサイクルで46PDUを獲得したことになります。60PDUがPMP資格更新に必要となるので、CCRサイクル終了までにあと14PDU獲得しなければなりません。
PM業務に携わっているので、8PDUは実務(Work as a Practitioner)で獲得できるので、残りは6PDUとなります。
丁度、次に読んでみたい本が見つかったので、早めに読んでPDU申請してPMP資格を更新したいと考えています。

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プロジェクトマネジメント知識体系ガイド PMBOKガイド 第6版(日本語)
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- 出版社/メーカー: Project Management Inst
- 発売日: 2018/01/01
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PM教科書 PMP完全攻略テキスト PMBOKガイド第7版対応
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