25年後に会いましょう [つれづれ日記]
6年前にブログで「ツイン・ピークス」の続編に対する期待について記しました(↓)
https://shibatetsu.blog.ss-blog.jp/2015-05-29
「ツイン・ピークス」は1990年代以降で私が最も熱を上げたテレビドラマでした。このドラマの空気感、妖しさに惹き付けられました。
その続編、「ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ」を今回初めて観ました。
「ツインピークス」の「序章」、「ファースト・シーズン」、「セカンド・シーズン」、そして「リミテッド・イベント・シリーズ」が収録された廉価版の Blu-ray が発売されたので、「ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ」を観ようと思った次第です。
購入したのは今年の3月で、3か月を掛けて「オリジナル・シリーズ」の「序章」、「ファースト・シーズン」、「セカンド・シーズン」の全30章を先ず観ました。テレビ放映を録画したりして何回も観ているのですが、改めて通して観ると、細かい部分で忘れているところ、新たな発見もあり、とても楽しむことができました。特に「序章」と「第29章」の空気感、私にはとても魅力的なものです。
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そして、満を持して(?)観た「リミテッド・イベント・シリーズ」、2週間ほどの期間をかけて Part 1からPart 18 を観ました。
正直、観終わって、頭の中が混乱しました。登場人物の多さ、人間関係の複雑さはオリジナル・シリーズ以上で、すんなりとは理解できません。「赤い部屋」以外の異空間(?)での出来事、核実験の描写など時系列を飛び越えて目まぐるしく展開するストーリー、極めて難解だと感じました。25年前にローラがクーパーの耳元で囁いた通り、25年後にクーパーとローラは会うことはできましたが・・・
「リミテッド・イベント・シリーズ」には「オリジナル・シリーズ」の空気感、妖しさ、情緒は感じられませんでした。そこを期待した私には期待外れでもありました。しかし、各Partで描かれた映像には強く惹かれるものがありました。
「オリジナル・シリーズ」はストーリー、人物描写に面白さがあったと思いますが、「リミテッド・イベント・シリーズ」は映像そのものに特異な魅力、面白さを感じました。
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「リミテッド・イベント・シリーズ」を一通り見終わって、「オリジナル・シリーズ」との繋がりが今一つ解りませんでした。そして、それには欠けているピースがあることに気付きました。
欠けているピースは映画「Twin Peaks:Fire Walk with Me」(邦題:ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間)です。「Twin Peaks:Fire Walk with Me」はテレビ放映されたときに一度観ていますが、残念ながらほとんど記憶には残っていませんでした。
しかし、「Twin Peaks:Fire Walk with Me」が「オリジナル・シリーズ」と「リミテッド・イベント・シリーズ」の繋がりのヒントであることを認識して、最近、「Twin Peaks:Fire Walk with Me」の Blu-ray を購入して観ました。そして、青いバラ、ローラの破られた日記、フィリップ・ジェフリーズなど「リミテッド・イベント・シリーズ」の謎を解明する糸口は得ることができました。
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「リミテッド・イベント・シリーズ」の Part1~18 は唯一 Part8 を見直しただけで、他は一度観ただけです。Part8 はボブとローラの誕生(?)を描いた、あまりにも衝撃的な映像だったので見直しました。
欠けているピース、「Twin Peaks:Fire Walk with Me」を観終わって、改めて「リミテッド・イベント・シリーズ」を Part1~18 を順番に観て行こうと考えています。
あまりに謎の多い、不可解過ぎる作品ですが、納得がいくまで観て、自分なりに「リミテッド・イベント・シリーズ」の謎を解明できるところに、辿り着きたいと思います。
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