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あなたには渡さない [つれづれ日記]

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私は、昔ほどテレビドラマを観ることはなくなりました。

しかし、時たま、少し風変わりな(?)ドラマにハマってしまうことがあります。

昨年は、石田ひかりさんと今井翼さんが共演した「屋根裏の恋人」にはハマりました。この風変わりで奇妙なドラマのことを、以前、記事に記しています(↓)。
https://shibatetsu.blog.so-net.ne.jp/2017-07-24

そして、今年も、とてもハマってしまう、少し風変わりなドラマに出会ってしまいました。

そのドラマは、先ほど最終回が放送された、木村佳乃さん主演のドラマ「あなたには渡さない」です。

たまたま、初回放送を観て、このドロドロした愛憎劇と愛憎劇を演じる二人の女優さんに魅せられてしまいました。

水野美紀さん演じる夫の愛人が、木村佳乃さん演じる本妻の眼のまえに「ご主人をいただきにまいりました」と、参上するところから始まったこのドラマ、とても奇妙でスピード感があり面白かったです。

本妻、夫の愛人、夫、そして本妻の幼なじみ、4人の男女を中心に物語が展開して行きますが、この4人の表の顔と裏の顔のはざまで演じられる虚虚実実の駆け引きに、引き込まれてしまいました。

木村佳乃さんと水野美紀さんの女の戦いで交わされる二人の、いかにも芝居じみて時代ががった台詞の応酬がこのドラマの見所でした。女の情念が火花を散らすような台詞の応酬は、とても大袈裟で滑稽ささえも感じさせる演技でしたが、リアリティを追求した演技とは異質の芝居としての面白さに、惹きつけられました。

表向き(?)は、家庭的で清楚な佇まいの木村佳乃さんと野心的で妖艶な佇まいの水野美紀さん、感情を剥き出しにして体当たりするような、パワフルで熱のこもった演技は、まさに怪演(?)です。

結果として、二人の女性に振り回される煮え切らない二人の男性、優柔不断きわまりない夫を演じる萩原聖人さん、本妻の幼なじみを演じる田中哲司さんの少し控えめな演技と、木村佳乃さん、水野美紀さんの鬼気迫る押し出しの強い演技のコントラストが、ドラマの色彩感を支配していました。

ドラマのラストにはモヤモヤ感が残りはしましたが、残念ながら、このお気に入りのドラマは終わってしまいました。

今更ながらに、木村佳乃さん、水野美紀さん、お二人とも、とてもお美しく、芝居の上手な素敵な女優さんということを、認識したしだいです。そして、私には、萩原聖人さんの、何か、真っ直ぐに物を見ないような風情の演技が、とても印象に残りました。


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