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アランフェス協奏曲 [音楽]

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パク・キュヒさんのアルバム「スペインの旅」に収録された、“アルハンブラ宮殿の想い出”を聴いて、スペインに思いを馳せた(?)私は、“アランフェス協奏曲”が無性に聴きたくなりました。

ロドリーゴ作曲“アランフェス協奏”、私の愛聴盤は、マイルス・デイビスとギル・エヴァンス・オーケストラ「スケッチ・オブ・スペイン」、パコ・デ・ルシア「アランフェス協奏曲」、福田進一/飯森範親/ヴュルテンベルク・フィル「アランフェス協奏曲」の3枚です。この3枚のCDは何れも、さいたまにあるので、大阪で“アランフェス協奏曲”を聴くCDを、ネットで新たに物色しました。

どちらかというと、クラシックとしての“アランフェス協奏曲”が聴きたかったのですが、これはと言うアルバムCDの在庫がなかったりして、なかなか、購入するCDが決まりませんでした。

そんな中、興味を惹いたのは、フュージョンのスター達、リー・リトナー&フレンドシップ、渡辺香津美、大野憲司、深町純による「アランフェス協奏曲」(1978)でした。当時、大好きだったリー・リトナー&フレンドシップが参加していることが、特に、私の興味を惹いた点です。

このアルバムの、センスの悪いジャケットは、何故か強く印象に残っているので、リリースされた当時、どこかのジャズ喫茶で聴いたことがあったのかも知れません。ただ、意識してこのアルバムを聴くのは今回が初めてです。

アルバムの1曲目は深町純さんのアレンジによる“アランフェス協奏曲”、第1楽章から第3楽章が演奏されています。第1楽章は比較的、原曲のイメージそのままのアレンジですが、第2楽章はリー・リトナーの弾くエレクトリック・ギターによるイントロ部分のフレーズを除くと、原曲のイメージは全くありません。第3楽章も全く別物です。

アルバムには全5曲が収録されていますが、2曲目から5曲目まで、1970年代に一世を風靡したフュージョン(当時はクロスオーバーと呼ばれました)の、良い意味で絵に描いたような(?)演奏が繰り広げられていて、当時を懐かしみつつ、大変にリラックスできる心地よいサウンドでした。アルバム全体を通しては、大村憲司さんと渡辺香津美さんのギターとアーニー・ワッツのソプラノサックスの存在が大きく感じられました。

但し、“アランフェス協奏曲”を聴きたいという私の欲求を満たすアルバムではなかったです。このアルバムの“アランフェス協奏曲”の深町純さんのアレンジが大胆すぎて、第一級の素晴らしいフュージョンの演奏ではありますが、スペインの風や風景をイメージすることが、私にはできませんでした。

“アランフェス協奏曲”を聴きたいという私の欲求は満たせませんでしたが、フュージョンの新たな愛聴盤の候補となるアルバムに巡り合うことができたのは、大きな収穫でした(センスの悪いジャケットは気に入りませんが・・・・・)。。。

というわけで、引き続き、大阪で“アランフェス協奏曲”を聴くCDを探している次第です。今度は、正統的(?)にクラシックのCDを選んだ方が無難なのかも知れません・・・・・

そして、もう40年近く前に、リー・リトナー&フレンドシップのコンサートを観たことが、とても懐かしく思い起こされます。。。


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