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気になったニュース [音楽]

気になった音楽関係のニュースを2つばかり

①「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」がUKアルバム・チャート第1位

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50周年を記念しリイッシューされたThe Beatlesの「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」が、1968年2月3日付のチャート以来49年4ヶ月ぶりの第1位獲得。第1位獲得は通算で28週目とのこと。

私が「Past Masters」を除く、The Beatlesの13作品の公式アルバムを好きな順番に並べると、「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」は決して上位には来ません。ただ、これは単に私の好き嫌いなだけであって、「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」が音楽の歴史に残した功績は語り尽くすことのできないものだと認識しています。

The Beatlesのファンの一人として、1967年6月1日にリリース(UK)されたこの作品が半世紀の時を経て、アルバム・チャートで第1位を獲得したことは、やはりとても嬉しく思います。

このニュースを耳にして、改めて「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」を聴いてみました。The Beatlesの音楽の頂点とも言われるこのアルバム、半世紀の時を経ても決して色あせることは無く、様々な音楽が氾濫している現代において、寧ろ輝きをどんどん増していき、まさに音楽界の孤高の存在のようにも聴こえました。無限の未来が開けているかに思えたThe Beatles、その後に発表された作品の記憶、そしてグループが解散に向かって行ったことを考えると、今でも、複雑な思いに駆られるのも事実です。

因みに、「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」がリリースされた1967年、私は小学校の5年生、日本ではグループサウンズが全盛時代を迎えようとしていた時期でした。何か、その当時の文化、芸術、風俗といったものが、現代より重み、深みがあったように感じるのは、単なる私の懐古趣味なのでしょうか・・・・・

②Bob Dylanのノーベル文学賞受賞講演

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Bob Dylanはノーベル賞の授賞式を欠席し、一時は、賞を辞退するのではないかといった臆測すらありましたが、6月5日にノーベル財団の公式サイトで受賞講演の録音を発表したとのこと。

公式サイトを見たのですが、英語がちんぷんかんぷんの私には何を話しているのか、残念ながら聞き取ることはできませんでした。

ニュースサイトで講演の内容を確認すると、「僕らの曲は現世で生き続けています。しかし、曲とは文学とは異なるものです。曲は歌われるためのもので、読まれるためのものではありません」、「曲の中の詞も歌われるためのものであって、ページの上で読まれるものじゃないのです。そして、みなさんのうちの何人かが意図された形でこうした詞を聴く機会があったならと思います。コンサートでも、レコードでも、しかし、人々は曲を聴いてきたのです」と述べているとのこと。

”曲とは文学とは異なるものです。曲は歌われるためのもので、読まれるためのものではありません”、この言葉、偉大なシンガーソングライターであるBob Dylanがノーベル文学賞の受賞講演の中で語ったからこそ、深く大きい意味を持つものだと思います。Bob Dylanが、彼をノーベル文学賞に選出した選考委員会(スウェーデン・アカデミー)の上を行く器の大きさ備えていること、そして真のカリスマであることを、この言葉から感じとることができました。

今回、受賞講演を行ったことで、晴れて、およそ1億円の賞金を受け取ることができるようになったとのことです。Bob Dylanのノーベル文学賞受賞が決まった時に、彼の生き様、音楽性から、受賞を辞退することこそ、Bob Dylanにはふさわしいと言ったコメントがネット上で多く見受けられました。

しかし、Bob Dylan受賞講演の内容を知って、彼が受賞を辞退しなかったことが、つくづく良かったと思った次第です。。。


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馬爺

レーコードも最近は聞かなくなりましたがふと孫がレコード盤持ち出してきてこれ聞けるというのでプレーヤを開けてスイッチを入れても回転しません、でぃすくをはぐり中を見て唖然何とベルトが切れていました。
経年劣化なんですね、ベルと探すも古いのでないんですよでもふとネットにベルトが売っていたので買って見まして昨日修理完了回転しました。
これで孫のリクエストに答えてやれますよ。
by 馬爺 (2017-06-08 11:14) 

芝浦鉄親父

馬爺さま、こんにちは。
アナログプレーヤーが修理できて良かったですね!
私は、今ではアナログレコードを聴くことは殆んどなくなりました。LPで持っているアルバムもCDに買い直したりしています。
時代とともに、レコードの記録形式はアナログからデジタルに変わりましたが、素晴らしいレコード作品に対する評価は変わりませんね。。。
by 芝浦鉄親父 (2017-06-08 12:46) 

うめむす

こんばんは。
ビートルズは偉大ですね。
サージェントペパーズは聴きまくったアルバムです。
私は、初期ならばミート・ザ・ビートルズ(これは日本版だけでしたっけ)。
後期はならホワイトアルバムと呼ばれていたやつが好きです。

by うめむす (2017-06-09 23:04) 

芝浦鉄親父

うめむす様、こんにちは。
「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」は、宝石箱の中に色とりどりの宝石を散りばめたような、独特の色彩感があり、そこが私にとって、このアルバムの魅力となっています。
「ホワイト・アルバム(The Beatles)」、私も大好きです。バラエティに富んだ名曲が目白押しで、聴きどころ満載ですね。一番好きな収録曲は「While My Guitar Gently Weeps」、George HarrisonのボーカルとEric Claptonのギター、いつ聴いても涙ものです。。。
by 芝浦鉄親父 (2017-06-10 16:23) 

seawind335

個人的には、「アビーロード」が最高傑作だと思っていますが、このアルバムも、歴史的に重要な一枚であることは間違えないと思います。
あの時代にこのような作品を作る創造力が凄いですね!
by seawind335 (2017-06-11 23:16) 

芝浦鉄親父

seawind335さま、おはようございます。
The Beatlesの公式アルバムを、私の好きな順に並べると、「Abbey Road」が1番に来るかもしれませんが、「Magical Mystery Tour」、「Let It Be」も甲乙がつけられない位に好きです。
「Abbey Road」から感じられる、緊張感、気迫は、いつ聴いても凄いと思います。まさに名盤中の名盤ですね!
by 芝浦鉄親父 (2017-06-12 08:35) 

riverwalk

ご訪問ありがとうございました。
中学時代にBeatlesのLet It Beを初めて聞き、それ以来洋楽が好きになった者です。
Bob Dylanもよく聴きました。
by riverwalk (2017-06-15 15:50) 

芝浦鉄親父

riverwalkさま、こんばんは。
私は初めて行ったコンサートが1978年のBob Dylanの武道館公演でした。
The Beatlesは、グループ解散の頃に彼らの音楽を耳にしたことが、私が様々なジャンルの音楽に親しむようになった、きっかけとなりました。それから47年間経った今でも、The Beatlesの音楽の魅力は変わることはありません。。。
by 芝浦鉄親父 (2017-06-15 19:53) 

saia

ビートルズはタイムリーではありませんが、初めて自分で洋楽のレコードを買ったアーティストです!
今再び、娘が英語の授業でビートルズの歌を歌っていて、懐かしく感動しています。
世代を超えて聴き継がれているのですね(*´▽`*)

by saia (2017-06-15 22:45) 

芝浦鉄親父

saiaさま、おはようございます。
The Beatlesの音楽は世代、時代を超えて輝き続けますね!
まさに、音楽界の四大B(Bach、Beethoven、Brahms、Beatles)だと思います。。。

by 芝浦鉄親父 (2017-06-16 08:42) 

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