Live At The Hollywood Bowl [音楽]
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「Live At The Hollywood Bowl」、ビートルズのアルバムタイトルです。
1977年、「The Beatles at the Hollywood Bowl」(邦題『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!』)がリリースされました。
ジョージ・マーティンのプロデュースによる「The Beatles at the Hollywood Bowl」は、それまでブートレグでしか聴くことのできなかったビートルズのライブを、公式盤で聴けるということで、発売日を大変な期待を持って待った記憶があります。
粗削りな演奏、そしてサウンドながら、「The Beatles at the Hollywood Bowl」はビートルズのライブバンドとしての魅力に溢れたアルバムで、当時、繰り返し、擦り切れるくらいに聴きました。
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「The Beatles at the Hollywood Bowl」がリリースされて約一年くらい経ってから、私は聴く音楽を、ロック・ポップスからジャズ・フュージョンに180°転換してしてしまったこともあり、だいぶ経ったのち、再び、ロック・ポップスを聴くようにはなったものの、二度とこのアルバムを聴くことはありませんでした。
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昨年の9月、「The Beatles at the Hollywood Bowl」の収録曲にボーナス・トラックが4曲追加され、リマスタリングされ、ジャケットの装いも新たに、「Live At The Hollywood Bowl」としてCD化され、リリースされました。
手軽に聴けるCDになったので、早速「Live At The Hollywood Bowl」を購入したのですが、ずーっと開封せずに放置プレイ状態が続いていました。
ようやく、先週末、「Live At The Hollywood Bowl」を聴くことに。「The Beatles at the Hollywood Bowl」のアナログ盤を最後に聴いてから、約40年ぶりとなります。
ボーナストラックの4曲以外は、リマスタリングの効果によるものか、「The Beatles at the Hollywood Bowl」より、音の鮮度は上がってはいますが、劇的な変化には感じられませんでした(片や約40年前の記憶なので曖昧ですが・・・)。
ボーナス・トラックの4曲の方が、オリジナルの収録曲よりも音の鮮度が高い印象です。
内容は、当たり前ですが「The Beatles at the Hollywood Bowl」と同様に、若々しい、粗削りな、初期から中期に差し掛かろうという時期の、ライブバンドとしてのビートルズの音楽が堪能できます。ジョンとポールのシャウトが、今聴くと、とても瑞々しく印象的です。。。
ボーナストラックのなかの1曲、"I Want To Hold Your Hand"、初期のビートルズでは私の大好きな1曲。"I Want To Hold Your Hand"、直訳すると"手を握りたい"ですが、この曲の邦題を"抱きしめたい"とした東芝音楽工業(だったかな?)のセンスは抜群(!?)です。
オリジナルのスタジオ録音の洗練された演奏に比べて、「Live At The Hollywood Bowl」に収録された、"I Want To Hold Your Hand"は、洗練というよりはライブならではの躍動感が感じられ、新鮮な魅力に溢れた演奏です。
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「The Beatles at the Hollywood Bowl」が公式アルバムとしてリリースされてから、わずか3年後の1980年、ジョン・レノンを襲った悲劇により、ビートルズの4人が再び一緒に演奏するという、ファンの願望に近い夢は永遠に断たれてしまいました。
しかし、50年以上前のライブ音源がリマスタリングされ現代によみがえり、人気絶頂だった時代のビートルズの4人によるライブの熱気、熱狂を今もって感じることができるのは、ファンにとってはうれしい限りです。

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Meet the Beatles (the U.S. Album)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Capitol
- 発売日: 2014/01/21
- メディア: CD
ハリウッド・ボウルというアルバムは
まだ聴いたことがありません。
初期のビートルズのライヴはいいですね。
やっぱり買わないと! と思ってしまいました。
ビートルズの邦題を付けていたのは高嶋弘之さん、
高島忠夫さんの弟さんで、
ヴァイオリニスト高嶋ちさ子さんのお父さんです。
当時の面白い話がいろいろあるみたいですね。(^^)
by lequiche (2017-02-01 05:01)
lequicheさま、こんにちは。
当時の熱狂がリアルに伝わってくるアルバムです。是非、買って聴いてみてください。
ビートルズの楽曲の邦題は、首をかしげたくなるものがありますね。高嶋弘之さんの話は知りませんでした。勉強になりました。。。。
by 芝浦鉄親父 (2017-02-01 08:47)
ビートルズは懐かしいですね、確かジャケットが数枚あった気がしますね。
最近はレコードも聞かなくなりましたが先日孫がこれ聴きたいと泳げたい焼き君のジャケットを持ってきたので掛けようとプレーヤーの電源入れるもターンテーブルが回りません、どうやら暫く掛けていないのでローラー部分がおかしくくなったようです。
by 馬爺 (2017-02-01 11:07)
馬爺さま、こんにちは。
CDとアナログディスク、手軽に聴けるのはCDですが、どちらの音が良いかは何とも言えませんね。
アナログだと、カートリッジを交換して違う音が出せるなどの、楽しみもありました。また、ジャケットの手応えもアナログの魅力の一つですね!
by 芝浦鉄親父 (2017-02-01 12:16)
ありがとうございます。
春らしい天気になって欲しいい
です。
梅の花の香りが漂ってきますね。
by ryuyokaonhachioj (2017-02-02 10:20)
ryuyokaonhachiojさま、こんにちは。
今年は、例年になく寒いように感じられます。
これからもよろしくお願いします。
by 芝浦鉄親父 (2017-02-02 12:27)