魅惑の鉄道車両(第48回) [魅惑の鉄道車両]
私のことを魅了してやまない鉄道車両を紹介していきます。
第48回は、国鉄ED42です。

私が失いかけていた鉄道に対する興味を、取り戻すきっかけとなったのは、信越本線横川~軽井沢間で最後の活躍を繰り広げるEF62、EF63の撮影に行ったことでした。
物心ついたころから電気機関車が大好きだった私にとって、幹線電化の発祥の地である信越本線横川~軽井沢間は、あこがれの地のようなもので、廃線が伝えられたときのショックは相当なものでした。
同じように、交流電化の発祥の地である仙山線仙台~作並間も私にとって、あこがれの地と言えます。
そして、それぞれの区間を走った、いわば先人たちである、EC40、ED40、ED41、ED42、ED44(のちのED90)、ED45(のちのED91)は、最も興味を惹かれる機関車でした。
信越本線横川~軽井沢間がラック式から粘着運転に切り替わったのは、私が小学校1年生の時で、残念ながらED42の現役時代の姿を見ることはできませんでした。廃車後にロッドを外されて高崎第二機関区(当時)に連なって留置されていたのを、高崎線の車窓から見ることができたのみです。
ED42の魅力は何と言っても一般的な電気機関車にはない、その独特の機構にあると思います。特に、動力をジャック軸からロッドで動輪に伝達する構造は、外見上の大きな特徴になっています。そして、第三軌条から集電するための集電靴、横川方のみの片運転台構造など、興味は尽きません。
28両製造されたED42、1号機が碓氷峠鉄道文化むら、2号機が軽井沢町立東部小学校に保存されているのは、ファンにとっては嬉しい限りです。
写真は、文化むらのEF63が高崎での台検のために甲種輸送されるのを撮影に横川駅を訪れたあと、文化むらを訪問した際に撮影しました。普段は庫内に展示されているのですが、整備のためか庫外に引き出されていて、全景を撮影することができました。この日は、東日本大震災発生の前日でした。

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第48回は、国鉄ED42です。

私が失いかけていた鉄道に対する興味を、取り戻すきっかけとなったのは、信越本線横川~軽井沢間で最後の活躍を繰り広げるEF62、EF63の撮影に行ったことでした。
物心ついたころから電気機関車が大好きだった私にとって、幹線電化の発祥の地である信越本線横川~軽井沢間は、あこがれの地のようなもので、廃線が伝えられたときのショックは相当なものでした。
同じように、交流電化の発祥の地である仙山線仙台~作並間も私にとって、あこがれの地と言えます。
そして、それぞれの区間を走った、いわば先人たちである、EC40、ED40、ED41、ED42、ED44(のちのED90)、ED45(のちのED91)は、最も興味を惹かれる機関車でした。
信越本線横川~軽井沢間がラック式から粘着運転に切り替わったのは、私が小学校1年生の時で、残念ながらED42の現役時代の姿を見ることはできませんでした。廃車後にロッドを外されて高崎第二機関区(当時)に連なって留置されていたのを、高崎線の車窓から見ることができたのみです。
ED42の魅力は何と言っても一般的な電気機関車にはない、その独特の機構にあると思います。特に、動力をジャック軸からロッドで動輪に伝達する構造は、外見上の大きな特徴になっています。そして、第三軌条から集電するための集電靴、横川方のみの片運転台構造など、興味は尽きません。
28両製造されたED42、1号機が碓氷峠鉄道文化むら、2号機が軽井沢町立東部小学校に保存されているのは、ファンにとっては嬉しい限りです。
写真は、文化むらのEF63が高崎での台検のために甲種輸送されるのを撮影に横川駅を訪れたあと、文化むらを訪問した際に撮影しました。普段は庫内に展示されているのですが、整備のためか庫外に引き出されていて、全景を撮影することができました。この日は、東日本大震災発生の前日でした。

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国鉄アプト式電気機関車 (上)〔RM LIBRARY147〕
- 作者: 小林 正義
- 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
- 発売日: 2011/11/03
- メディア: 単行本

国鉄アプト式電気機関車 (中)〔RM LIBRARY148〕
- 作者: 小林正義
- 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
- 発売日: 2011/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)

国鉄アプト式電気機関車 (下)〔RM LIBRARY149〕
- 作者: 小林 正義
- 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
- 発売日: 2011/12/21
- メディア: 単行本
仙山線ってそんな凄い路線だったんですか。
身近なので、あまり気にした事がありませんでした。
by HIDEe (2016-11-22 03:53)
HIDEeさま、おはようございます。
日本初の交流電化の試験線区として仙山線が選ばれ、昭和30年に試験開始、昭和32年に仙台~作並間で営業運転が開始されました。
ここで、培われた技術が昭和30年代に次々と交流電化された、北陸本線、東北本線、鹿児島本線、常磐線、そして昭和39年開業の東海道新幹線に活かされました。
利府にある森郷児童公園に、その当時、仙山線を走った試作電気機関車が保存されていて、いにしえの姿を偲ぶことができます。
by 芝浦鉄親父 (2016-11-22 08:58)
森郷児童公園には去年機関車を撮影しに行ったんですが、あれがそうだったんですか。
by HIDEe (2016-11-23 00:22)
HIDEeさま、おはようございます。
森郷児童公園にある赤い電機機関車は仙山線を走った4両の試作機関車のうちの1両で、昭和31年製造です。
私は2006年に訪問して撮影しました。再整備直後でピカピカでした。
貴重な産業遺産なので、末永く大切に保存してほしいです。
by 芝浦鉄親父 (2016-11-23 08:42)