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聴いたのは二度目でした [音楽]

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先日、フジテレビの「とくダネ!」で小倉智昭さんが、”CDラックの整理をしていると、佐村河内守氏の交響曲「HIROSHIMA」を見つけ、久しぶりに聴いたのだが、なかなかいい曲なんだよね・・・・・”、といったニュアンスのコメントをしていました。

小倉さんのコメントを耳にして、大阪の私のCDラックにも「HIROSHIMA」があったことを思い出し、聴いてみました。このCDを購入したのは約3年前、例のゴーストライター騒動の前です。

佐村河内守 交響曲第1番「HIROSHIMA」(大友直人/東京交響楽団)のCD、購入当時に一度聴いただけで、CDラックの片隅に眠ったままとなっていました。最初に聴いた時の印象をあまり覚えていませんが、”重い”と感じたことだけが記憶に残っていました。

因みに、4桁枚のパッケージメディア(SACD、CD、アナログLP)を所持しているのですが、一度聴いただけで、二度と聴かないパッケージメディアがかなりの割合を占めています。おそらく20%程度は二度と聴いたことがないパッケージメディアです。更に、購入しただけで一度も聴いたことのないパッケージメディアも感覚的には5%近くあります。
「とくダネ!」の小倉さんのコメントを耳にしなければ、交響曲「HIROSHIMA」は二度と聴くことはない20%のCDとなっていたかもしれません。

交響曲「HIROSHIMA」を久しぶりに聴いてみて、やはり"重い"です。各楽章を通じて抑揚が抑えられていて、静寂が緊張感を生み出す楽曲という印象を受けました。そして、この楽曲を聴いて瞼に浮ぶ風景には”生者”の息吹を感じさせません。私にとって、何回も繰り返し聴きたい交響曲ではありませんが、なかなかいい楽曲だということを、今回、改めてこのCDを聴いて認識しました。
この交響曲が、もし普通に真っ当に世に出ていたら、今日のこの作品に対する世間の見方と評価は異なるものとなっていて、広く好意的に受け入れられたのかも知れない、、、ふと、そんなことを思いました。

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交響曲「HIROSHIMA」のゴーストライターだった新垣隆さん作曲の新作交響曲「連祷 -Litany」が、11月16日にクラシック音楽の名門レーベルDECCAからリリースされます。

今回、交響曲「HIROSHIMA」を聴いてみて、素直に交響曲「連祷 -Litany」への期待がふくらみました。佐村河内氏の呪縛から解き放たれた新居隆さんが、どのような交響曲を世に問うのか、大変に興味があります。

そんなわけで、早速、交響曲「連祷 -Litany」のCDを予約しようと思っている次第です。滅多にCDを予約購入はしないのですが。。。


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新垣 隆:交響曲 《連祷》 -Litany-

新垣 隆:交響曲 《連祷》 -Litany-

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal Music =music=
  • 発売日: 2016/11/16
  • メディア: CD



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コメント 4

ゆるキャラ

実はこのCDうちにもあります(苦笑)
一度聴いてそのまま棚の奥に、そして例の騒動で
再び聴いたのですがそのままになっています(^^;
確かにCDを多く買っていると一度聴いただけのCDって
そこそこありますよね、私など買ったことを忘れて
また同じCDを買ってしまったなどけっこうやらかしてます(笑)
レコードの時代は1枚を何度も何度ももっと聴き込んだのですが(汗)


by ゆるキャラ (2016-10-20 23:13) 

芝浦鉄親父

ゆるキャラさま、こんばんは。
交響曲「HIROSHIMA」、騒動前にクラシックCDでは異例の大ヒットを記録しましたね。
私はCDをリアル店舗で購入しなくなってから、自分がどのCDを購入したかの記憶が不鮮明になってきました。やはりCD(パッケージメディア)は、自分の手にとって購入しないと、思い入れが薄くなるのかも知れませんね(古い人間だもので・・・)。。。
by 芝浦鉄親父 (2016-10-21 20:14) 

takenoko

私も持っています。テレビなどで取り上げられ、あの騒ぎになる前に聴いてとても良い曲だとおもい購入しました。素直に、いい曲だと思っています。
by takenoko (2016-10-22 08:51) 

芝浦鉄親父

takenokoさま、おはようございます。
こんな騒動で、ネガティブな眼で見られてしまうのは残念な曲です。
そのうち、レコード会社が再発売する時がくるのかもしれませんね。。。
by 芝浦鉄親父 (2016-10-22 09:29) 

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