Fun and Games [音楽]
タイトルの「Fun and Games」、チャック・マンジョーネのアルバムタイトルです。
「Fun and Games」がリリースされた1979年、私が最もフュージョンを夢中で聴いていた時期です。当時、アナログLPでこのアルバムを購入、繰り返し聴いた愛聴盤でした。
最近、この時代のフュージョンを再び聴きたいと思うようになり、当時、アナログLPで購入したアルバムを手軽に聴けるCDで買い直しているのですが、先日、新品CDが手に入ることを知り購入、大阪で聴いています。
「Fun and Games」を聴くまで、チャック・マンジョーネはあまり関心のないアーティストでした。
1977年リリースされた大ヒットアルバムで彼の代表作とされる「Feels So Good」、タイトル曲がマツダのサバンナRX-7のテレビCMに使われて、日本でも大ヒットとなりました。しかし、私は「Feels So Good」をJazz喫茶で何回聴いても、単に耳に心地よいだけの音楽に聴こえて、ピンとくるところがなく、アルバムを購入する気は起きませんでした。「Fun and Games」は、その「Feels So Good」の次々作品となります。
「Fun and Games」を初めて聴いたのは、吉祥寺の当時は硬派のJazz喫茶だったOUTBACKでした。その時「Feels So Good」で懐いたチャック・マンジョーネに対する先入観みたいなものが、払拭されました。
「Fun and Games」の(アナログLPでは)SIDE 1の1曲目 "Give It All You Got" (邦題:"栄光をめざして") は、翌1980年にレークプラシッドで開催された、冬季オリンピックの公式テーマ曲です。チャック・マンジョーネの伸びやかに朗々と歌うフリューゲルホルンとクリス・ヴァダラのテナーサックスの演奏が際立つ、グルーヴ感あふれる文句なしにカッコいい一曲です。
タイトル曲を含めて収録された曲のどれも秀逸ですが、 "Give It All You Got" が、私にとって、このアルバムのベストの曲で、一番の聴きどころです。
(アナログLPでは)SIDE 2の2曲目"Give it All You Got, But Slowly"は "Give It All You Got"をスローバラードにアレンジした曲で、クリス・ヴァダラの瑞瑞しい透明感のあるフルートがとても魅力的で、この曲も聴きどころです。
このアルバム、低音域から高音域のエネルギーバランスが整っていて、非常に聴きやすいサウンドになっていることも、収録された音楽の価値を一層高めていると思います。
当時、「Fun and Games」が大変お気に入りの1枚となったため、、改めて「Feels So Good」をじっくり聴き込もうと思い立ち、アナログLPを購入しましたが、やはり、いくら聴いてもピンとくるところがなく、結局「Feels So Good」は私の愛聴盤とはなりませんでした。
今、改めて「Fun and Games」のCDを聴いてみて、この時代のフュージョンは洗練されて、カッコよかったなぁ・・・、と、つくづく感心してしまった次第です。
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チャック・マンジョーネは、若い頃レコードを買った思い出が
懐かしいなぁ
by てんてん (2016-09-05 20:49)
てんてん様、おはようございます。
チャック・マンジョーネは、今年76歳になります。
彼の音楽を聴いている私も歳を取るわけですねぇ・・・・・。
by 芝浦鉄親父 (2016-09-06 08:30)