ＤＥ１０１０９９：芝浦鉄親父のいにしえの記憶：SSブログ

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ＤＥ１０１０９９　[つれづれ日記] [編集]

今年４月、東武鉄道から２０１７年夏から蒸気機関車（ＳＬ）の復活運転を行うことが正式発表されたことを、ご存知の方は多いと思います。

運転区間は東武鬼怒川線下今市駅⇔鬼怒川温泉駅間で、下今市駅と鬼怒川温泉駅には転車台が設置されるとのことです。また、南栗橋車両管区には、蒸気機関車の検修庫を新設することのこと。
さすが、大手私鉄の東武鉄道だけのことがある、気合の入った充実したＳＬ復活計画になっています。

ファンにとっては運転に供される車両がもっとも関心のある点ですが、ＳＬはJR北海道からカニ目のＣ１１２０７を借用、客車（ＰＣ）はＪＲ四国から１２系、１４系ＰＣを導入、車掌車はＪＲ西日本・ＪＲ貨物からヨ８０００を導入、回送および補機に使用するディーゼル機関車（ＤＬ）はＪＲ東日本からＤＥ１０を導入とのことです。これらの車両たちの検修は全て南栗橋で実施されると思われます。

私は鉄道ファンなのではありますが、実はＳＬに対する関心度は他の車両に比べて極めて低いです。不等号で表現するとＥＬ＞ＥＣ＞ＤＬ＞＞ＤＣ＞ＳＬ＞・・・といった関心度です。
ＳＬ列車は、Ｃ１１＋ヨ８０００＋ＰＣ＊３＋ＤＥ１０の組成となるとのことですが、この編成で、私はカニ目のＣ１１よりも寧ろＤＥ１０の方に関心がいってしまいます。
ＤＥ１０やＰＣが国鉄オリジナル塗装のままで運転されるのか、塗装変更されるのかも大いに興味を惹くところです。

今回、ＪＲ東日本より導入するＤＬは、宇都宮運転所所属のＤＥ１０１０９９です。この釜は長らく大宮総合車両センターへの入出場車両の入換に使用されていました。工場内での使用のため、煙突脇に警戒音用のスピーカー(ホーン)を装着していたことが、この釜の特徴でした。残念ながら、２０１４年に後継の除雪モーターカーをベースにした新製スイッチャーに置き換えられ、大宮からは姿を消しました。

そのＤＥ１０１０９９が今回、東武鉄道のＳＬ列車に起用ということで、今まで日の目を見ない地味な工場内の入換仕業から、ＳＬ列車のプッシュという、俄然、多くの人の視線を浴びる華やかな仕業に就くことになります。当然、南栗橋車両管区へのＳＬ列車の回送はＤＥ１０１０９９が先頭に立つこととなるでしょう。

写真は３年前、大宮総合車両センターで入換運転中のＤＥ１０１０９９の姿です(お見苦しい写真で恐縮です)。私は頻繁に大宮駅に撮影に行っているにもかかわらず、ＤＥ１０１０９９には殆どカメラを向けることがなかったのが、今となっては悔やまれます。

２０１７年４月頃からＳＬ列車の試運転が開始されるとのことなので、颯爽と表舞台に再登場するＤＥ１０１０９９を、久しぶりに撮影してみたいと思います。