いにしえの記憶第2章(その12) [いにしえの記憶]
過ぎ去った日々に徐々に埋もれていく、遠い日のいにしえの記憶
2週間ほど前、ネットサーフィンしていると、いにしえの米国テレビドラマ「インベーダー」の日本語吹替版のDVDが発売されていることを知り、早速、「インベーダー1st Season DVD-BOX」を購入しました。
加藤和夫さんのナレーションによる「遠く暗い、宇宙の奥から地球を目指してやってくるもの、それを今、私たちはインベーダーと呼ぼう・・・」で始まる印象的なオープニング、主人公デビッド・ビンセント(ロイ・シネス)の役柄のイメージによくマッチした露口茂さんの吹替など、1967年の初回放映時、私が小学校5年の時に夢中で観た番組そのものの内容です。
”1st Season DVD-BOX”には17話が収録されていますが、観ている途中で”2nd Season DVD-BOX1”も欲しくなり、続けて購入しました。5月27日には”2nd Season DVD-BOX2”が発売予定、3つのボックスで全43話が発売されることになりますが、もちろん、”2nd Season DVD-BOX2”も購入することになると思います。
「インベーダー」全43話のうちで、初回放送時に見逃したのが2,3話ありましたが、その後の再放送で全話観ています。しかし、初回放送時そのままのDVDでじっくりと観ることができるのは、往年のファンには嬉しい限りで、涙がちょちょぎれそう(今や死語?)です。
名作「逃亡者」を制作したクイン・マーチン・プロダクションによるこのドラマ、主人公ビンセントが宇宙人に追われつつも、宇宙人が地球に来ている証拠を求めて、孤独な旅を続ける姿は、主人公キンブルがジェラード警部に追われつつも、片腕の男を捜して、孤独な旅を続ける「逃亡者」と重なるものがあります
宇宙人による地球侵略というテーマながら、派手なSFシーンなどを排して、日常生活に忍び寄ってくるインベーダーの恐怖を現実的にありそうなこととして、淡々と極めてシリアスに描いていることが、このドラマの魅力です。また、アメリカの様々な地域の文化や景観、1960年代の日本に比べて、はるかに豊かなアメリカの日常生活が垣間見れることも、このドラマの魅力の1つとなっていました。
今、”2nd Season DVD-BOX1”の途中まで観ましたが、出演しているゲスト俳優陣も、いにしえのテレビドラマ好きには嬉しいです。
ダイアン・ベイカー、スザンヌ・プレシェット、J・D・キャノン、ピーター・グレイブス、ジョセフ・カンパネラなどなど、この時代のテレビドラマを飾った名優たちが、毎回、華をそえています。
「インベーダー」を観ながら、1960年代のテレビドラマが現代のテレビドラマよりも密度が高くて見応えがあると、つくづく考えてしまうのは、いにしえを懐かしむことが多くなった、私の歳のせいかもしれません。
・・・もしも、タイムトラベルができたら、1960年代に戻って、当時の文化、芸術、音楽、娯楽、風俗に大人になった自分として接してみたいです。
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懐かしいですね〜インベーダー、欠かさず観ていましたが
逃亡者も夢中になりました!憎きジェラード警部には頭が痛い。
by Hide (2016-04-09 02:47)
Hideさま、おはようございます。
逃亡者は家族全員で毎回、固唾をのんで観ていました。毎回ハラハラさせられる展開、キンブルの人間性など、見応えのある、まさに名作ドラマですね!
1960年代のテレビドラマって面白かったなぁ~。
by 芝浦鉄親父 (2016-04-09 07:03)
インベーダーは、当地では放映してなかったので見れませんでしたが、ダイアンベーカー、スザンヌプレシェットらが出ていたんですか。良いなぁ。恋愛専科、鳥などの映画の中のスージーは、きれいだけど声がガラガラ声?そのミスマッチが大好きでした。
逃亡者はみれました。毎回はらはらしていました。アメリカに力があった60年代最高ですね。
by beny (2016-04-11 20:31)
benyさん、こんばんは。
ダイアン・ベイカーさんは、逃亡者の完結編「裁きの日」でキンブルと行動を共にする姿が私には印象深いです。インベーダーの第1話では、物語の鍵となる宇宙人の役柄でゲスト出演しています。
スザンヌ・プレシェットさんは、逃亡者に(2回かな?)ゲスト出演していますが、インベーダーでも2回、ゲストで宇宙人の役を演じています。第3話「新たな目撃者」では、メキシコ国境近くの田舎町のストリッパーの役柄を演じました。とても美しくセクシーな宇宙人で、子供心にもとても魅力的に映りました。
by 芝浦鉄親父 (2016-04-12 20:25)